名曲というにふさわしい。哀愁のメロディにのった、ジョンの切ない声。そして、ジョージが奏でるシタール。ジョージは、ザ・バーズのデイヴィッド・クロスビーからシタールとインド音楽を紹介され、ジョンのすすめでシタールを奏でる事になったそうです。このシタールのお陰で、曲全体に薄もやのかかったような神秘的な雰囲気が漂った。以後、ジョージはシタールを多用するけど、これを超える効果を発揮した事は、残念ながら無かったと思います。

のちにジョンはこの曲の歌詞に言及して、「他の女性(ジャーナリストだと言われている)と浮気した事を妻シンシアに悟られないように書いたもの」と述べています。歌詞はジョンが書いたとされてきましたが、のちにポールは「大半は一緒につくった」とも主張してますが、最後に火をつけて彼女の部屋を燃やしてしまうアイデアはポールです。タイトルの「Norwegian Wood」は、ノルウェー産の家具をはじめとするスカンディナヴィア産のインテリア家具を指す言葉で、当時(60年代半ば)、そうした木製の家具はロンドンをはじめとする都会の人達に人気がありました。

副題の(This Bird Has Flown)のbirdですが、これは「鳥」ではなく、「女の子」を指す俗語です。「小鳥ちゃんは飛び去っていく」という感じ。

では曲どうぞ✰=͟͟͞͞ ✰=͟͟͞͞



2023年MIXもオマケでどうぞ



それでは和訳したいと思います。


     Norwegian Wood(This Bird Has Flown)

                                           和訳歌詞


かつて僕は女の子を捕まえた

いや待てよ、彼女が僕を捕まえたのか?

彼女は僕に自分の部屋を見せてくれた

ノルウェーの部屋は素敵じゃない?


彼女は僕を案内し

その辺に座るように言ってくれたけど

周りを探しても椅子は無かった


僕はラグに座って

彼女のワインを飲みながらその時を待っていた

僕達は2時までおしゃべりをして

ふと彼女が言った

もう寝ないと


彼女は朝から仕事があると言って笑い出した

僕は仕事もないのにバスルームで寝る羽目になった


翌朝、目を覚ますと

僕はひとりぼっちで

小鳥は飛んでいった

だから僕は家に火をつけた

素敵じゃないかノルウェーの部屋



以上です。⋈♡*。゚⋈♡*。゚⋈♡*。゚⋈♡*。゚⋈♡*。゚

それではまた(o・・o)/~