私が初めてクラシックギターを触ったのは高校の音楽室の倉庫。音楽の授業にギターの履修なんてありませんでしたが、何故かYAMAHAのクラシックギターが沢山置いてありました。音楽室のクラシックギターは、何十年も弦が張りっぱなしのようで弦が千切れる寸前だったり、多くのギターのネックが反っていて弦高が1cmを超えているものも少なくありませんでした。そんな中からマシな個体を選んで、ソロギターの練習をしていたのを思い出します。そして、あれから時を経て今回購入したのが「Ibanez GA30TCE-TRD」です。普段、クラシックギターを弾かないので、深いレビューは出来ませんが、エレキギター弾きの観点で簡単に解説したいと思います。 

 

  1.購入動機

 まず、購入動機ですがYouTubeで浅田直さんの演奏するコーヒールンバを見て、クラシックギターが欲しくなったからです。ラスゲアードでの情熱的な演奏です。もう、カッコいいとしか言いようがありません。やはり、何かを始める動機というのはいつの時代も憧れ、トキメキなのでしょう。

 

 実は昔から、フラメンコギターをやりたいなと思っていたました。が、普通にフラメンコ用ギターを購入した場合、現状の環境では音がデカすぎることや、ライン録音できないという問題がありました。そのため、薄胴で音が小さく、マイク付きエレガットである「Ibanez GA30TCE-TRD」に辿り着いたのです。

 

  2.レビュー

 

 正直、ガットギターの音の善し悪しは全然分かりませんが、思った通りのナイロン弦のギターの音がします。生音もライン音も問題ありません。爪弾いてポロポロさせてサウンドホールが響くのが心地いいですね。前評判通り、音は小さいです。音が小さいのでついつい強く弾いてしまいがちになります。ポロポロ爪弾くだけなら音が小さいので、夜の練習も大丈夫そうです。しかし、ジャカジャカ弾くと普通に音量がありますので、居住環境の配慮が必要です。

 

作り、スペックなど

 キレイな赤黒い色をしています。商品画像よりも実物の方が高級感があってかっこいいです。細かいところを見ると塗装が甘いところがありますが、値段を考えれば良くできていると思います。フレット処理は普通です。トラスロッドも入っているので気持ち安心です。チューナー登載ですが、やたらチューニングが合いやすい気がします。あんまり精度は高くないかもしれません。

 

弾き心地

 軽くて薄いので、取り回しが良いです。パッと取り出してパッと弾けます。通常のクラシックギターよりもネックが薄目、細めなのでエレキギターから持ち替えても違和感ないです。所有するエレキギター用のスタンドにも収納できました。エレキギター弾きの初めてのエレガットとしては、かなりいい選択肢だと思います。

 

 

おしまい☆

 

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