若かった時代...

俺たちは... 輝いていた....

振り向けば... すぐそこに仲間がいて....

なにもかも... 全てが熱かった....

遠い遠い... 夢の時代....

俺たちは... 確かに輝いていた....

 

たまには... アニメの話でもしたいと思います...

 

1.アニメ:課長王子とは?

 主人公の田中王児は、しがないサラリーマン。社宅に住まい、通勤ラッシュにも まれる毎日だ。今の彼がかつて人気のハードロックバンド、ブラック・ヘブンの ギタリスト、ガブリエル・田中だったと気付く人はいない。

 

 グルーピーだった妻 でさえ、大切に残しておいた最後のギターフライングVを粗大ゴミとして 捨ててしまう始末である。そんなある日、王児の前に現われた謎の美女、派遣社 員のレイラ。彼女は王児に『ガブ・・・』とささやきかける。驚く王児がレイラ に誘われて行った場所には、捨てられたはずのフライングVがあった!

 

 なぜレイ ラが王児の過去を知ってるのか?どうして王児に近づいたのか?そして、王児に 何が起こるの!??(公式HP紹介文)

 

2.課長王子の見どころ

 WOWOWで90年代後期のセルアニメからデジタルアニメの移行期に放送されたアニメです。内容について端折って説明しますと、主人公の王児のギター演奏が宇宙戦争の最終兵器のエネルギーになることが判明し、悪のエイリアンを倒すために立上がる的な、マクロス的な、オジサン版けいおん!的なアニメになっています。

 

 概要だけ見ると、ただのSFアニメかと思いますが、このアニメの本質はそこではありません。昔はバンドマンでイケイケだったのに夢破れて、若い頃に一番なりたくないと思っていた普通のオジサンになってる”自分”の悲哀にあります。

 

(1)結婚・育児

 概要にもある通り、元々自分の熱狂的ファンだった奥さんに1話からギターを捨てられてしまいます( ;∀;)。いや、ここまではやりすぎだとしても、家庭を持つと似たような制約はあると思うんですよ。

 

 例えば、主婦の奥さんは家事や育児で忙しい訳です。結婚・育児という夫・父親としての幸せを選んだ以上、時間的制約は避けて通れません。家庭をないがしろにして、趣味にかまけているのは良くないことです。ただ、ギターを弾く時間が減ってしまうのが残念なのも事実。ジレンマです。自分の身体が1つで、1日が24時間しかないことを憂う人も多いのではないでしょうか?

 

(2)憧れと自分

 実はこのアニメ、神(マイケル・シェンカー)が王児の憧れの存在として触れられるシーンがあります。そこで王児が言います。「憧れてた俺のほうが先に音楽辞めちまうなんてな・・・」と。非常に響きました。年を重ねるごとに自分が捨てていったもの、捨てきれなかったもの、得られなかったものを思い出させるのです。まさかアニメで人生見つめなおすとは思いませんでした。

 

 まぁ、マイケルも色々ありましたが、アニメ放送後20年以上経った今もマイケルはバリバリ現役です。失踪やライブ放棄があったのが信じられないくらい今は絶好調です。なんというか、夢であり続けてくれる存在って凄いなと、ありがたいなと思います。

 

 そうそう、実は去年、開催されるはずだったマイケル・シェンカー・フェスト2020のまーまーいける席をGETしていたのですが、中国武漢で発生した新型コロナウイルスの影響で来日中止となってしまったことを思い出しました。。。。。ガッデム!

 

3.HR/HM世代歓喜

 オープニングがジョン・サイクスの「Cautionary Warning」、挿入曲にはマイケル・シェンカーの「Into The Arena」がかかります。HR/HM全盛世代は思わず口角が上がってしまうこと間違いなしです。

 

 そして、劇中曲に「Let you go Let me  go」というギターインストナンバーがあるんですが、ギタリストの是永巧一氏が感涙モノの熱演をしております。どこまでもエモーショナルで涙ちょちょぎれです。ちょっと粗っぽい感じというか、ハムバッカーのクリーン、ドライブサウンドのうま味、生々しさが非常に高い次元で表現されています。

 

 今回はギターについての内容が薄いですねぇ。うーん。あっ、アニメ本編はYoutubeに落ちてますよ。(酷い締め方だ)

 

 

おしまい☆