前回の続きです。今回は完結編となります。

ハードパーツ編ですが、トーンに影響するパーツはトレモロスプリングしか無かったりします。

 

1.交換したパーツ

(1)トレモロスプリング
 RawVintage RVTS-1です。響きやすいスプリングを選定することでボディ振動を増やし、FRTタイプのブリッジのの音の硬さを少しでも緩和したいという狙いですね。

 

■トレモロスプリング5本がけの図

 

(2)ノブ類
本来はブラックのメタルノブなんですが、メタルノブは好きではないのでストラト用のブラックノブに交換します。

 

 

 

■ストラト用ノブに換装

 

2.調整・組込み
 FRTユニットをクリーニングし、取り付けます。ウィルキンソン用のスタッドボルトにも問題なくハマりました。今のところ、問題なさそうな感じがします。が、弦を張る前のスプリングに引っ張られる力でアンカーがニョキっと軽く浮きます(汗)バスウッドボディあるあるですね。見なかったことにして押し込みます。

 
■ウィルキンソン用スタッドボルトが適合

 

 また、ギターを調整する中で、開放弦と1フレットがビビる症状が発覚しました。とりあえず弦高を上げることで対処します。

 

3.完成!

 どや~!これがワイが手塩にかけたMG-MⅡG リフィニッシュ(改)やで~!セレクターノブにありものの白いやつをつけているのは、黒色を買い忘れたためです。色的に浮いていますが、視認性が良いのでもうこのままでいいかもしれません。

 
■完成の図

 

4.インプレッション

 メインで使用しているミディアムスケールのギターから持ち替えても殆ど違和感ないです。ネックは薄めではあるんですが、独特のフィット感があって凄く弾きやすいと思います。(これで弦高さえ高くなければ、、、)

 

 セレクタースイッチの位置がボリュームの奥にあり、またアームの位置にあるので演奏中にバシバシとポジション変える人は向いてない仕様だと思いました。

 

 あと、今回の最大の目的である音に暖かみをプラスする。ですが、「音が硬いことに変わりない」と思いました。音が硬いというのはドンシャリという意味ではなく、倍音構成が単純で暴れが少なくスッキリしているということ。帯域毎のバランスで言えばフラットに近い音質傾向でモダンであり、YAMAHA的(優等生)でもあります。フロイドローズは特有の音がするよねぇなんて言いますが、こういうものなのかもしれません。


5.総括

 とても長い戦いでしたが、なんとか一通りやり遂げました。頑張りが結果に繋がってないですけど、降りしきる謎の達成感と強烈な自己満足を感じています。強いて言えば、改造する素体の状態は最初に確認したほうが良いですね。例えば、ネックは変な反り方してないか?とかね。

 

もう、胸いっぱいですしこんな感じでええんじゃなかろう?

 

おしまい☆