長い長い一日〜助産院出産への壁〜 | 京都☆橋爪ひとみのブログ〜2017年1月まで〜

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今日は朝から桂病院で34週目の妊婦検診。
出産予定の桶谷助産院が提携しているのが桂病院だから。

超音波検査、血液検査、心電図、そして膣培養検査。
この最後の培養検査でB型溶連菌というのが陽性だと
助産院出産は断念。
病院で点滴しながらの出産になる。

昨日からどきどき。
膣培養の検査が出るのは一週間後ぐらい。
結果は助産院に送られるらしい。

朝から順調にことは進み
総合病院なのであちらこちらでいろんな検査をすませる。

最後にまた産婦人科へ戻り、内診を終えたところで
???の展開に。

一旦待合室でお待ちくださいと言われ、
しばらくすると怖い顔の婦長さんらしき人物が現れ
別室へ通された。

「初期検査に来られたときに
助産院出産は難しいというお話をしていますよね。
助産院の先生からそのお話は聞かれていないのですか。
あなた前回出血が多かったから今回もその可能性は高いし
輸血だってしないといけないかもしれないんですよ。
それでも命がけで助産院で産むおつもりなんですか!」と
なにやらすごい剣幕で一方的に話をされる。

たしかに前回自宅出産のあと出血が多く
提携先のバプテスト病院に入院になったという経緯はあるのだが
輸血はしなかったし子宮収縮剤の点滴の処置が遅れたため
(これはお世話になった助産師さんと私との意思疎通がうまく
いっておらず産後の出血の危険性について
私に一切の知識がなかったということが原因)。

もっと早い段階で点滴なり注射なりをすれば
大量出血は免れるであろうという判断のもと
桶谷先生と桂病院で提携医となってくださっている医師の
最終判断がOKだったのだが、今日はその提携医は不在。
例の婦長さんのような方と明らかにその婦長さんの顔色を
伺いながら話をする若い女医さん。
他の病院スタッフにその提携医から話ができていなかったようで
今日のその反対の流れに押されるかたちで
午後になって提携医から桶谷助産院に連絡があり
今回はやはり助産院出産は難しいということになった。

結局のところ助産院出産や自宅出産に否定的な病院関係者の方が
圧倒的多数なのだと思う。
それはバプテスト病院でも同じだったし、入院中話す看護師さんや医師、
助産師それぞれ考えが全く違うということも嫌というほどわかった。
特に婦長さんっぽい立場の人に限って助産院なんて…
という人が多い。

中には「助産院ってどんなかんじ?」
「なぜ自宅出産を選んだの?」と興味本位でいろいろと
聞いてくる助産師、看護師さんもいれば
敵意丸出しで荒々しい看護をする人もいた。

これはバプテスト病院入院中のことだけど、
「カンガルーケアはいいですよね、どんどんしてあげてね」
と言われたかと思うと
次に見回りに来た人は
「窒息死の恐れがあるからそれはやめてね」と言う。

母乳育児に関しても同じ。
とりあえず見回りに来る人は毎回違ったし
言われることも毎回違う…。
きっと初めてのお産だったらあれだけでノイローゼになる!

というわけでどうやら今回助産院での出産は断念ということになりそう。
34週目にしてこの急展開。
溶連菌でひっかかったわけでもないのに…と少し残念だけど
でも年々こうして助産院出産への壁は厚くなっているように感じる。

来週から大急ぎで出産を受け入れてくれる総合病院を探すことになる。
一人目は助産院。
二人目は自宅。
そして三人目は病院。
できれば産後の入院は助産院でできたらと思う。

あ~、長い長い一日だった。
どうなりますことやら。