フリーランスは10年目。

 

ブログ自体が10年目なので

自ずとフリーランス歴も10年になる。

 

 

当時はネイリストでスタートして、

小さい子供を傍らに置きながらも

お勤めに行くくらいは稼げていたので

あまり月収以外のことを気にしたことがなかった。

 

 

会社員をやっていたことがあるなら

「退職金」て言葉くらい聞いたことがあるだろう。

 

 

フリーランスになって8年目。

(ライターになって2年目。)

 

 

「あ。退職金、ないわ。」

 

 

と気が付いたある日。

気づいたので香港である対策はしてきたのだけど。

(だからといって絶対の安心要素ではない。)

 

 

フリーランスって言葉が

一種の流行語のように耳慣れしてしまって、

 

「好きなことを仕事にして

人さまからお金をいただく。」

 

という大きな枠でとらえすぎていた自分。

 

 

頂く単位が一回の仕事が500円でも5万でも

好きなことで「おひとり様起業」していれば

 

「え?私?フリーランスです♡」

 

なんて名乗れるわけで。

 

 

以前、

「ガールズパワーラボ」なんていう

起業女子のイベントを開催する団体を旗揚げしたものの、

十日町市の某でっけー施設を貸し切りにした

第3回イベントを驚異の大満員大御礼にしたあと・・・

 

 

一旦、解散をしてしまった。

 

 

今だから言うけれど、

「温度差」をぬぐえなかったのだと思う。

 

当時、解散したときの感情の中は

あまり整理できておらず、

「温度差」の正体はよくわからなかった。

 

比較的ゆるくないやり方で運営してたけど、

それでも「ゆるい」感覚が自分ぽくなかったのかな、と。

 

 

「ゆる起業」が無理だと思ったのは

家庭環境にあったと思う。

 

私の父は大工(自営業・一人親方)だった。

 

 

一件依頼がくるごとに

「チーム編成」をして仕事をしていた。

 

・基礎工事(配管)

・建具

・左官屋

などなど・・・

 

子供だった頃に

そういう仕事スタイルを見て育っていた。

 

バブルの景気がいい頃は

紙袋いっぱいの札束を見て

驚かされたこともある。

 

「職人て、スゲェ…。」

 

子供なんて単純だから、

紙袋の中身が十分な説得力だった。

 

「手に職だ!」

 

中学生のころには

自分でもそれが自分の道かな?と感じていた。

 

自分がネイリストで起業したときは

建築界は最悪の不景気。

 

当然、そのあおりを父もくらっていたが、

 

「この不景気にか!?」

 

の一言くらいは言われたものの、

 

「おめーが出来るって思うなら、大丈夫だろ。」

 

とこれといって反対もされなかった。

 

自営業者として

ある意味、父親の全盛期は今も目標だったりする。

 

 

男のフリーランス(自営業)の世界を見て

育ってしまったため、

 

 

女性らしい起業

 

 

はどうにも私の頭ではイメージがしにくかった。

女性らしさを象徴する職業の一つ、

ネイリストになったのに、だ(笑)

 

 

家族の扶養の中で

好きなことをやってフリーランス。

 

 

うん、これはいろんな価値観があるから、

否定しようなんて思わないし、

それがいいって人はそれでいいんだ。

 

 

女性同士でキャッキャやってるのを見て

うらやましい時もあった。

(今はあまりない。)

 

 

将来的に、

自分の個体を面倒見てくれる人がいたり

全く不安もないほどの資産がすでにあるなら、

キャッキャと好きなことをやってすごすのが

幸せな女の生き方の一つかもしれない。

 

 

でも、

どうも自分は…違うんだなぁ…(笑)

 

 

 

フリーランスは、

ハイリスク職業なんだよね。

 

 

自分の代わりがいないから。

都合よく仕事すっぽかしたりもできないから。

 

 

父親が血まみれになって帰ってきたのも見たし、

病気になったが最後…ってのは…

 

 

私自身が父親の最期を見届けて

全て終わらすまでの数日間で

「自営業のあり方」を真剣に見直していた。

 

 

「ハイリスクの極み。」

「退職金が、ない。」

 

 

好きな仕事をしていたとしても、

たとえ才能があったとしても、

 

 

会社員じゃないってことは

自分しか自分の人生を保証してくれる人はいない

 

 

って今はハッキリわかったんだよね。


 

一部の人には話をしたのだけど、

実は3月、

うちの俗に「大黒柱」って世間で呼ばれる人が

仕事中に高所から転落して、

 

救急搬送→手術→入院→長期リハビリ

 

なんて事態になった。

 

家族が手術室から出てくる数時間で

 

 

「フリーランスの本当の覚悟」をせざるを得なかった。

 

 

高所からの転落でよくあるのは

後日の外傷性ショック死もあったりするから、

仮に命に別状なしと言われたとしても

3日間くらいは「万が一」を常に頭に置いていた。

 

 

子供だけには

とばっちりが行っては

いけないと思ったのでね。

 

 

この時まで自分の生活の中で

他人の家で起きているようなことが起こるとは

思いもしてなかった。

 

 

ぶっちゃけ色んなことが重なった時期で

目まぐるしくお金が動き、

人生で一位二位を争う大ピンチに陥っていた。

生活スタイルも一瞬でひっくり返ってしまった。

 

 

「フリーランスです。」なんて言いながら、

 

アスペだし、性格が内向的なうえ、根暗。

営業は嫌いだし

 

なんてどれだけ言い訳してきたか

うんざりするくらい分かってしまった。

 

 

「覚悟覚悟覚悟。覚悟ってコレか。」

 

 

と私の中の意地というか「おっさん」…

いや、ゴールドセイントが目を覚ました。

 

 

現実と対峙するに、

最高の4か月を味わって、

 

 

「この先、二度と同じ目に遭うものか!

あってはならぬ、あってはならぬ!」

 

 

と自分とある約束をした。

 

 

「自分に退職金と、穏やかな余生を。」

 

 

と。

私はこれと言って、

あまり物欲もなく、

どちらかというと健康と時間確保をしたい派。

 

 

本を読む時間とか、

好きな人と会う時間とか、

行きたい場所に行くとか。

(旅行大好き。)

手と足が動く間にできることを堪能したい。

 

 

余生の時間だけあっても、

有るものが在る状態でないと、

現実的にはかなわないし、

 

体が弱い子供だったがゆえ、

健康な状態が当たり前じゃないことを良く知ってる。

 

 

そしたらいるよね、

退職金。(ドーン)

 

 

なので、

おひとりさま起業じゃなくて、

ひとり社長が…いいかな…って。

 

 

先日東京に行って、

より一層その気持ちはリアルになりました。

 

 

日本全国、

和菓子を食べながら

水曜どうでしょうのような旅をしたいのです。

 

 

ちな私の誕生日には遠慮なく和菓子をお渡しください(笑)

読者登録してね

 

Facebookお友達申請大歓迎です。

https://www.facebook.com/maki.watanabe3570

※怖いイメージがあるそうですが、

お会いした人の99%は「優しい人ですね」と言います。

ご安心ください。

 

いつもは取材する側ですが、

取材されることも大歓迎です!

http://ameblo.jp/pink-prisoner/entry-11879008539.html

※以前UXさんで活動を取り上げていただき、

ニュースで15分ほどの特集にしてもらいました。

※現在ガールズパワーラボは解散しております。

 

私(僕)を取材してほしい!という方も

ランチをご馳走していただけるならお声がけください(笑)

※こちらのブログに掲載させていただきます。

 

個性心理學・認定講師もしています。

20年以上にわたり相談業に携わってきました。

人事・育成・教育現場・親子関係など幅広く応用をお伝えします。

自分らしい最大パフォーマンスで生きる!

個性心理學・活用術

 

 

読者登録しておくと、

コピーライティングに大事な情報も

手に入ります!