「コピーライティングを学んでみたい」

「文章の書き方を教えてほしい」

 

何度かこういったご相談を

受けたことがあります。

 

 

私は今でこそコピーライターですが、

以前はネイリストに占い師、

さらにそれ以前は歯科医院に勤務したり、

会社員も経験したりと

職歴的には「引き出し」の多い人生を

送っていました。

 

 

コピーライターになったのは

ビジネススクールの時の師匠の一言がきっかけで、

自分から積極的にこの道を見つけたわけではありません。

 

 

ただ、

「コピーライターは沢山いるが、

セールスコピーライターが圧倒的に不足してる」

「しかも女性のライターがほとんどいない」

「忙しい企業家や経営者は困っている」

という現状と

 

「これだけ書けるのに。これで稼げるのに。」

 

という新しい価値観を

見出してもらったという…(感謝)

 

 

まあ、

私が相当運が良かった人間であることは

間違いありません(笑)

 

 

私がセールスコピーライターになったのは

「稼ぐ」が最初の目的ではありませんでした。

もし「稼ぐ」が目的なら、この仕事はやってられない。

精神、ズッタズタにやられてしまいます。

 

 

コピーライティングを学んで

ビジネスに活用するのは確かに豊かさを生みます。

なぜなら、

 

 

お客さんの心を動かすことができれば、

次はお客さんの足が動き

足が動いたあとは財布が開き、

財布が開けばお金が動くからです。

 

 

この仕組みを作ることができる

武器の一つであることには違いありません。

 

 

ですが、

一瞬でこの仕組みを構築することは

難しいといえます。

 

 

自分のビジネスに活かすにしても

コピーライターとして活動するにしても

 

 

「お金を稼ぐ」

 

 

をゴールにすると

この仕組みは構築できないんです。

 

 

自分や担当するクライアントの

コンテンツを明らかにする

コンセプトを伝える

社会の自分の立ち位置を知る

それらがどんな人に必要か導線を読む

自分がクライアントにかかわる人たちに

どんな未来がやってくるかを仮定する

 

 

「書けばいい、書けばお金になる」

 

 

と思ってコピーライティングを学ぶと

結果として「0円」の未来が待っています。

 

 

学んだのに、どうして!?

 

 

なんて声も実際に聞いたことがあります。

 

 

コピーライティングは

人と人をつなぐ一つでしかありません。

人と人をつなぐために

コピーライティング以前のことを省いては

ハリボテすら作れないけです。

 

 

家を作るときに、

基礎も柱もなく、

屋根だけ作る。

 

コピーライティングさえ学べば!

と思っている人はこんなことをしているんです。

 

そんなもの、ビジネスにはなりませんよね?

 

私はセールスコピーライターですが、

WEB上の建築家の一人という意識でいます。

むしろ、骨組み担当の人間です。

 

 

間取りを決め、基礎工事、柱(骨組み)立てて、

建前をするまえの大工さん。

 

 

大工さんになりたい方には

アドバイスできますが、

屋根だけ作りたい方にできる

アドバイスは残念ながら、ありません。

 

 

コピーライティングは魔法の杖ではありません。

コピーライティングは発信物をつくるための建築技法のようなもの。

 

 

「ねぇ、コピーライティング学ぶと

カンタンに稼げるんでしょ?教えて?」

 

 

と聞いてきた人も残念ながらいるんですが、

この一言は「縁」が切れる一言なので

もしそう思っていたとしても私に言わないことをオススメします。(笑)

 

 

どくしゃになってね!