こんばんは、
元・丸山真紀です。


前回の記事に引き続き
翌日は父親の一周忌でした。


無事に・・・
終わるかと思いきや、
お坊さんが遅刻をするという
前代未聞のスタートをした1周忌。


「おい、コラ!」


と親戚は怒っていましたが
人間の為すところ、
ミスなど付きものなので
お坊さんとてありますよ・・・


と気持ちだけ出家したような1周忌。


去年の今日は、
葬儀を終えて2日目で
私はセミナーやってたんですねw


熱を出しながら
葬儀までの3日間を終え、
仕事に私情はナシ!
で淡々とやっていた覚えがあります。
(のちに葬儀直後だと知った
周りの人がびっくりしてたというねw)


1年間、伏せてたこともあるし、
あまり生々しいことは裏ブログに書いたけど
STORYSというサイトで
色々なことを掲載していこうと思っています。


葬式を通して
「人の徳」って何かな?ってのは
死んだ父親が見せてくれました。
 

ほんっとに根っからの職人で、
たまに家で仕事する姿も見てたけど
自分が男なら継いでもいいかなと思うほど
職人としては素敵な背中でした。

父親としては・・・w
まぁ、同じ性格のため一触即発なんてのも
大人になってからはあったんですけどねw


お酒も飲まないし、
普段ガッツリ稼いでる分、
日曜日はいろんなところに遊びに連れてってくれたし、
予定がない日は・・・パチンコ屋さんだったりねw


長男のように育てられてたから
野球を教えられたりで、
私は楽しかったけど
女の子らしい妹は楽しくなかったかもしれないw


そんなんで
あまり周りとの交流って
ない人だったのかなと思いきや、
顔を見に来てくれた人の多さに驚いた。


人って、
死んでから
どれだけの「徳」があるのかが
わかるんだなーって。


もちろん大人数だからって
「徳」なわけじゃない。


そこにはちゃんと
信頼があって、
感謝があって、
人望があって。


「誰だ?この方は・・・?」
と思いながらひっきりなしに
玄関で頭を下げて挨拶してた私。


「口にした以上はきっちりやる。」
「信頼は築くまでが大変だけど
失うのは一瞬だからな。」


個人事業主ではあったけど
仕事っぷりは1流でした。
職人として素晴らしい技術を持ってたみたいだし、
「鉄治さんいれば、機械いらない。」
と材木屋さんの社長に言われていたそうだ。
(最近知った話。)


葬式終わっていろんな話を聞くようになり、
嫌いだったのが、だんだん尊敬に変わってきた。


葬式を通して、
「徳」ってなんだっけ?と考えていたけど、
なんちゃっての「徳積み」をしている人も
多いんだなーということにも気が付いてしまった。


口だけ
体裁だけ


という悲しい事実も見た。
そういう現実を面と向かって
見ることができたおかげで
吹っ切れて生きれるようになったのも確かだ。


なんだかんだ、
当の本人はあっさりと死んでしまったが、
遺伝子が活性化してしまい、
妹も今や自営業の道、
私は10年前に自営業の道、
としっかり職人魂を継いでしまった。


結局、
何かを「構築する」という意味では
形が在る無しではあるけど
設計図があって、願望を形にする手伝いをしてる。


妹は形のある仕事をしているけど、
彼女は彼女なりに「構築」を考えて
私が伝えた基礎的なことをしっかり体得して
頑張ってるし。


人って死んでも、
死なないんだなーというのは


血縁であれ何であれ
「受け継いだ」人の中で
生きちゃうんだなーと


367日目の1周忌で
美味しいご飯を
「もう食べれなーい!」
と言いながら考えてた話。


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