なかなか新潟は30度を記録しません!m(u_u)m
今日はたまたま晴天ですが梅雨明けはまだ・・・。
リクエストもありましたので、
「よろっと30度、越えんじゃねー?」
って軽いノリで怖い話をさせていただきたいと思います。
でも、今回もあんまり怖くありません(^^;)
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真夏の合宿所
それは12年前の夏、友達が体験した話。
彼女は高校で男子柔道部のマネージャーを務めていた。
3年の夏休みのこと、K市ににある合宿所で柔道部の夏合宿が始まった。
合宿は1週間の短い期間。
彼女はマネージャー業に精を出し、いつもどおり活動していた。
3日目の夜を迎えるまでは・・・・・・・・・・・・・。
その日もいつも通り一日の業務を追え、お風呂も済まし就寝することにした。
彼女は疲れもあってかぐっすり眠った。
深く、何かにいざなわれるように深く・・・。
異変に気づいたのは遅くまで起きていた柔道部員。
寝ても覚めてもおもしろおかしい15~18の男子たちがこの異変に気づかなかったら、彼女の命がなかったのは確実だ。
彼女は廊下を歩いていた。
その方向に女子トイレはない。
男子たちは最初歩いて通り過ぎる彼女を眺めていたが、彼女の表情がおかしいことに気づいた。
いつも笑顔の彼女が、騒がしい男子の教室を気にも留めることなく、魚のような目をしてふらふらと歩いていたからだ。
暗く長い廊下を迷うことなくまっすぐに。
部員の一人が彼女に声をかけた。
「おい、S子、どこいくんだ?」
彼女は返事をしなかった。
心配になった仲の良い部員が彼女に駆け寄った。
それでも彼女は見向きもせず廊下を歩いていった。
「どうした?どこ行くんだ?」
明らかにS子に何か異変が起きていると気づき、部員は彼女の手を掴んだ。
次の瞬間、彼は突き飛ばされた。
150センチの小柄な彼女が、
180センチ近い柔道部員を。
「おい、誰か出て来い!」
慌てた彼は他の部員に助けを求めた。
3人、4人と出てきて彼女を必死にくいとめようとしたが、
彼たちは体験したことのない力でズルズルと引っ張られていく。
彼女が長い廊下を突き当たり、次に歩き始めたのは、
屋上への階段。
他の生徒は先生を呼びにいき、駆けつけた先生、起きていた他の部員で彼女を屋上でなんとか食い止めた。
担がれた状態の彼女は気を失い、気がついたら自分のいた部屋だった。
「お前、何しに屋上に行った!?」
先生が問いかけると彼女は、
「わからない。でも屋上に行かなきゃいけなくなって・・・。
みんなが私を食い止めようとしたのもわかるんだけど、それでも屋上に行かなきゃいけない気がして。
私は行きたくないのに、足が屋上に向かっちゃったんだ。」
朝を向かえ、彼女は部員より早く帰ることになった。
早く帰さなければならない事情のある合宿所だからだった。
その後、彼女はこの合宿所のある事件を聞いた。
数年前、この合宿所で起きた事件。
この合宿所で他校の合宿が行われてた時のこと。
ある女生徒が同じ部活内の部員に恋をしてた。
合宿中に彼に思いを打ち明けたが失恋に終わった。
彼女は合宿中、屋上から身を投げた。
それ以来、彼女が出るという噂があったのだ。
たまたまワタシの友達は失恋中だった。
でもそれをバネに、部活に精を出していた。
しかし、彼女のふとした心の隙間に彼女が入り込んだのかもしれない。
飛び降りて、出口のない闇の中に永遠に迷い込んだ彼女は、S子なら同じ痛みが分かち合える・・・・・・
きっとそう思って屋上へ呼んだのだろうか・・・・・・。
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今回もあまり怖くなかったなぁー。
でもあまり怖くすると誰も遊び来なくなるし、囚人の実体験はもうちょっと様子を見てアップしたいと思います。
(みんなが引きそーなネタだし・・・)
ええっとー、相撲で言うと、十両クラスから様子見ってことで。(;^ω^A
白鳳惜しかったねぇ・・・。綱取り来場所先送りってかぁー。