ある本を読みました。
『虹の向こうの未希へ』
2011年3月11日の東日本大震災。
宮城県南三陸町の町職員だった遠藤未希さん(当時24歳)は大津波が襲来する中、防災行政無線で住民達に避難を呼びかけ続け、自らは津波の犠牲となりました。
巨大な津波が来ることがわかってからも声を震わせながら「急いで高台に避難して下さい。」と最後まで呼びかけ続けた未希さん。
この本は未希さんのお母様が書かれた本です。
“彼女は自分の命の危険も顧みず、多くの人たちを救おうとしたんだ!”という感動を期待した先入観を捨てて、ぜひ読んでみてほしいです。
一人の大切な家族を失った、一つの家族の現実です。
現実と向き合って、辛くても笑顔で前に進もうとしている家族の現実です。
月日なんて関係ないよね…本当に。
何年経っても現実は現実。
いつか『未希の家』を訪れてみたいな(^-^)