冷たい校舎の時は止まる


冷たい校舎の時は止まる
講談社/辻村 深月


商品紹介


雪降るある日、いつも通りに登校したはずの学校に閉じ込められた8人の高校生。開かない扉、無人の教室、5時53分で止まった時計。凍りつく校舎の中、2ヵ月前の学園祭の最中に死んだ同級生のことを思い出す。でもその顔と名前がわからない。どうして忘れてしまったんだろう―。第31回メフィスト賞受賞作。


手に取ったのは本当にたまたまでした。
この帯に惹かれて購入しましたが正解でした。


実はこれらはスピンオフ作品も多く出ています。


ロードムービー/辻村 深月

¥1,620
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光待つ場所へ/辻村 深月

¥1,620
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ロードムービーはすでに読みましたが
実は『光待つ場所へ』は未読…。


榊くんの【HERO】はとても感動しました。
この話を読んで、あ~ヒロって…と話が繋がった回でもあります。


キャラの設定も細かく、背景も良く書かれています。
深~く読み込めば、話が繋がるんでしょうけど
あまり深く考えずに淡々と読んでしまいました。
まさかっ!と思うような話の連続で面白かったですが…


ミステリー?といわれるとウ~ンって感じです。
若干何かが足りない…かな?


上下巻で600ページ以上あり、読み応えはあります。
途中で投げ出す~なんてことにはならないと思いますよ。
やはり後半の話のテンポや内容は非常によかったです。


自己評価:★★★★☆(星4つ)
100回泣くこと


100回泣くこと
小学館/中村 航


商品紹介


実家で飼っていた愛犬・ブックが死にそうだ、という連絡を受けた僕は、彼女から「バイクで帰ってあげなよ」といわれる。ブックは、僕の2ストのバイクが吐き出すエンジン音が何より大好きだった。四年近く乗っていなかったバイク。彼女と一緒にキャブレターを分解し、そこで、僕は彼女に「結婚しよう」と告げる。彼女は、一年間(結婚の)練習をしよう、といってくれた。愛犬も一命を取り留めた。ブックの回復→バイク修理→プロポーズ。幸せの連続線はどこまでも続くんだ、と思っていた。ずっとずっと続くんだと思っていた―。


あまり恋愛小説は苦手なので読まないのですが
周りの情景がすごく素敵な文章で書かれていて、心惹かれました。
ひしひしと伝わってくる主人公の心情。


本当に正直、ここまで丁寧な作品とは思わなかったです。
展開が分かっていても泣けたのは素直な文字。
久々にいい恋愛小説でした。


本屋さんでも長期に渡り展開していますし
ロングセラー小説なのがわかります。


ここまで誰かを愛してみたい


目の前からいなくなってしまうのは嫌だけど本当に。


自己評価:★★★☆☆(星3つ)
謎解きはディナーのあとで


謎解きはディナーのあとで
小学館/東川篤哉


商品内容


2011年度本屋大賞1位作品。


国立署の新米刑事、宝生麗子は世界的に有名な『宝生グループ』のお嬢様。
『風祭モータース』の御曹司である風祭警部の下で、数々の事件に奮闘中だ。
大豪邸に帰ると、地味なパンツスーツからドレスに着替えてディナーを楽しむ麗子だが、難解な事件にぶちあたるたびに、その一部始終を相談する相手は”執事兼運転手”の影山。


「お嬢様の目は節穴でございますか?」


暴言すれすれの毒舌で麗子の推理力のなさを指摘しつつも、影山は鮮やかに謎を解き明かしていく――。


若干のネタバレあり?の感想をどうぞ!


影山、お前はなぜに執事をやっている!?


っと突っ込みを入れておきたいところですが、
まぁそんな話は置いておきまして。
確かに話は短編で面白い、キャラの個性もいいと思います。
長編を苦手とする方には読みやすい小説です。


ただ、本格?っていうのは違うんじゃないかなっと。
セリフの言い回しも結構面白いとは思います。
小説読んでいるというよりは、漫画のようにサクサク読めちゃうので
物足りなさを感じてしまうのがちょっと残念。
長編が好きな方にはオススメできないかな?


自己評価★★☆☆☆(星2つ)


地下街の雨



地下街の雨

集英社/宮部みゆき



商品内容



都会の孤独。通り過ぎてしまう愛。でも希望は捨てない。きっとまた輝きの季節はくるのだから…。大都会の片隅で夢を信じて生きる人びとを描く、愛と幻想の作品集。(解説・室井 滋)



宮部みゆきさんには珍しい短編集なのではないでしょうか?

結構後味悪いものもありましたが、謎が残る作品も。



単に私の読解力がないからなのですが…



■地下街の雨
主人公麻子の気持ちがわかる気がします。女性なら経験のある方も多いのではないでしょか?ネクタイを贈る意味もそう考えるとすっごく怖いですよね、「あなたに首ったけ」かぁ。



■決して見えない

これは後味が悪いというか、もうなんか嫌でした。終わりと始まりで全く違う意味ですからね。赤い糸が存在するなら黒い糸も存在します。タクシー早く来てぇ~!!!!



■不文律
これは、事件の真相は当事者でないとわからないけれど関係者の話でこうだったんじゃないかなと推測する話。無理心中じゃなかったんだ本当は、彼らの中での誤解がこうした自体を招いてしまったってことです。



■混線
都市伝説のようなお話、昔は携帯なんてものはないからちょっと新鮮に思えます、子機、公衆電話なんだか懐かしい響きです。昔テレカ集めてたなと…じゃなくて、電話に引き込まれたら本当に嫌です。



■勝ち逃げ
これはもうおばあさんの勝ち決定です(笑)その人の人生ってもんはその人にしかわからないものですよね。



■ムクロバラ

今回の話のなかでは、この話が好きでもありゾッとしました。人の心の中には何かしらの衝動ってものがあるのかもしれません。「なんとなくそうなってしまった」いつ自分の身に何が起こるかわかりません。娘さんのタイミングは本当によかった。



■さよなら、キリハラさん

読解力不足なのかな…最後の展開が良く分からず…。でも本当にこんな耳栓開発されたら嫌です。



自己評価:★★★☆☆(星3つ)


パラレルワールド・ラブストーリー



パラレルワールド・ラブストーリー

講談社/東野圭吾



商品内容



親友の恋人を手に入れるために、俺はいったい何をしたのだろうか。「本当の過去」を取り戻すため、「記憶」と「真実」のはざまを辿る敦賀崇史。錯綜する世界の向こうに潜む闇、一つの疑問が、さらなる謎を生む。精緻な伏線、意表をつく展開、ついに解き明かされる驚愕の真実とは!?傑作長編ミステリー。



これまたブックオフでまさかの100円!
ずっと読んで見たかったので即購入しました。



主人公:敦賀崇史
親友:三輪智彦
彼女:津野麻由子



主要人物は主に三人で、三角関係状態です。
智彦の彼女は以前電車で思いを寄せた女性だった…



崇史は智彦と麻由子の関係を祝福できず、どうにかして
彼女を自分のものにしようとする。
だが、いつの間にか麻由子は自分の彼女になっていた。



「パラレルワールド」というように物語は別々に進んでいきます。
智彦と麻由子、自分と麻由子
読んだ瞬間から惹きつけられ、終わりまで一気に。



ラブストーリーといっても『ラブ』にはいろんなカタチがありますから
彼女との愛、親友との家族のような愛
裏切ることの辛さ、弱さ、葛藤が書かれていたりと
文面的には崇史の気持ちが多かったけれど(主人公なので当たり前ですが)



また、「記憶改竄」というちょっとしたホラー的なものも含まれている。
知らない間に記憶が書き換わっていたら…ゾゾゾ。



殺人事件のないミステリーもよいものです。



自己評価:★★★☆☆(星3つ)