自分の気持ちに


やっと気づいたと思ったら、


またユラユラするような出来事に遭遇…。







一時期、席が前後で仲良くなって、


みんなにからかわれるようになって以来


お互い意識してあんまり話せなくなった


Kくん、通称 ネコ。


そんなネコともだいぶ普通に


話せるようになり、


たまに勉強教えてもらったり、


たまに目で追ってたり、


たまに目が合ってドキってしたり、


たまに他の女の子と話してるの見て


胸がモヤモヤしたり、


たまに話せて嬉しかったり、


そんな毎日を過ごしていました。





2/14 世間はバレンタイン。


なんでかなあ。


ネコにあげたくなったんです。


自分でもよくわからないけど。


でも別に「私からの」って


思ってくれなくてよくて、


一切見返り求めてたわけでもなく、


ただただあげたくて。


だから、手作りのクッキーを


3枚ほど袋に詰めて、


箱詰めしてラッピングして、


クッキーの下に手紙を忍ばせて。






ネコへ



1日過ぎたけどハッピーバレンタイン!


(少なくてごめんね><)



???






なんでこんなことしたんだろ。笑


その箱を15日月曜日に


廊下に人がいないのを見計らって


ネコのロッカーにそっと入れておきました。





その日の昼休み、


ネコがリュックを持って廊下に出て行って、


ロッカー閉める音が聞こえて。


それから心なしか、ネコがリュックを


慎重に扱ってくれてる気がして。




帰ってしばらくすると、


ネコからLINEが。




「あんさ、間違えとったらごめんだけど、


俺のロッカーになにか入れた?」




バレるの早いよネコ……。笑




「え!もうバレた!!


勝手にごめんね(^_^;)」





「やっぱりかw


めっちゃ嬉しかったわ😁


あと、めっちゃ美味しかった(*´μ`*)


手紙もありがとうね」





こんなの反則じゃない?


何も思ってないなら


こんなこと言っちゃダメだよネコ。


私単純バカだから


すぐ期待しちゃうじゃん。




「それなら良かった!


なんでそんなすぐあたしってわかったの!」





「字的に」





字なんてほとんど見せたことないのに


なんでわかるのー。もー。





「他に誰か候補出てこらんかったの?」





「他が思いつかんかったw」





なんで思いつかないの、ねえ。


ダメだって、そんなこと言っちゃ。





「それにしても随分


ロマンチックな渡し方するねw」


とか


「誰にも言わないから大丈夫」


とか


素直で、優しくて、涙が出そう。





ネコなら、


喜んでくれるだろうな。


慎重に扱ってくれるだろうな。


言いふらしたりしないだろうな。


って、なんとなくわかってた。


そういうところに惹かれて、


「あげたい」って思ったのかな私。




こんなに


純粋で、甘酸っぱくて、ドキドキした


バレンタインは


これが初めてです。






私、どうしたらいいんだろう。