今や乳癌は、生涯で9人に1人が罹患する時代。
学生時代のクラスメイトにもいるんだろうし、職場にも正にこの割合で乳癌サバイバーが存在している。
もしかしたらママ友の中にも、人知れず闘ってる可能性は十分にはらんでいる。

自分の癌について語るのに不安がなかったと言えば嘘になる。伝える相手は選んでいるが、人の口に戸は立てられない。語ったことが違う形で伝わり、傷つくかもしれない。
でも私達家族は、隠すことより、信頼し助けてもらうことを優先した。
 


化学療法中に生じる脱毛を徹底して隠したい方は、洗い替え用に同じウィッグを2つ作る(買う)んだそうだ。 
私がご紹介いただいたのは、1つ26万円のロングウィッグだった。100%人毛、且つカット代も含まれている。

 

ただ、私は周囲に隠そうと思っていないので、それは購入しなかった。
しかし、脱毛中に何もかぶらない訳にはいかず、乳癌ブロガーさんが紹介されていた15,000円程度の医療用ウィッグを1つ購入した。
医療用ターバンや帽子は友人達がプレゼントしてくれたし、サウナハットも代用できそうだし、発毛が始まればベリーショートで過ごす予定だ。



公表するもしないも、どちらにも正解は無い。
しかし、縮こまる必要も無い。
大切な誰かが闘病することになった時、勇気づけられる人間になろう。
大丈夫だったよ、怖くないよと証明できる人間になることが、今の私の目標だ。