子宮体癌の組織検査を受けることになった。
ネットを読み漁ると、痛いらしい。
数年前に子宮鏡検査をした時、苦痛で発狂したことを思い出していた。



痛みに悶絶したと言えば、乳がん術後の夜。
「痛かったら遠慮なく押してくださいね。」
白衣の天使は、笑顔でそう告げた。
ナースコールのようなスイッチを自ら押すことで、追加で鎮痛薬が投与される仕組みなのだが、押しても押しても痛い。その上、押せば押すほど吐き気が強くなる。あの日はいろんな意味で涙した。
検査でも治療でも、痛みを伴わない日が来ることを願わずにいられない。



当の組織検査は、私にとっては軽度な痛みだった。検査中は深呼吸を繰り返し、特に長く吐くことを意識して。
それでも、さすがに緊張していたようで、検査の前夜には蛇に食われる夢を見た。