ダイエットがうまくいかなくなってしまう原因としては、ついつい食べ過ぎてしまうということが深く関係しています。
ひどく食べ過ぎてしまったら、後悔して、そしてますますイライラがつのって、悪循環にはまっていってしまうことになるからです。
では、なぜ私たちはついつい食べ過ぎてしまうのでしょうか?
それは、すごく簡単に言ってしまうと、「食べ物がおいしすぎるから」なのですね。
いろいろと原因を探っていっても、結局のところ、ここに行き着いてしまいます。
特に食欲を激しく増進させる要素なのが、化学調味料と砂糖です。
油、塩、香料、食品添加物なども加わって、さらに強力になるわけです。
飲み物で考えると、よりはっきりとわかりやすくなると思います。
自然そのものの味である水は、のどが渇いていないと飲みたいとは感じません。
ところが、化学調味料、砂糖、香料をはじめとしていろいろとおいしい味がついているジュースは、のどが渇いていなくても、どんどん飲みたくなってしまいます。
(品種改良が進んで、100%果汁ジュースも、酸味が減って、驚くほど甘くなってきているので、自然そのものの味ならば・・・とは言いにくくなってきているとは思いますが。)
いずれにせよ、「化学の力の前には生き物は無力である」ということを自覚しておくべきだ強く思います。
食べ過ぎてしまう原因は、化学調味料や砂糖をはじめとして、食べ物がおいしすぎるからだということを以前に説明したことがありますので、詳しくはそちらの記事を読んでください。
食べ過ぎてしまう本当の原因
http://ameblo.jp/pink-diet/entry-10522759844.html
いまだに、この記事はアクセス数もとても多くて、「この記事を読んで、長年の疑問が解決しました。」というようなメッセージをたびたびいただいています。
ダイエットの基本中の基本であると思うのですが、不思議なことにほとんど重要視されていなくて、ダイエット関連の本でもまず見かけません。
こんなことも知らずにダイエットをするなんて、怖くないのかな、といつも思っています。
あなたは、こういう基本的かつ影響が大きいことを知らずに、ダイエットをするようなことは決してしないでくださいね。
今回は、食べ過ぎてしまう本当の原因をもうちょっと深く考えていってみたいと思います。
食べ物の刺激が強くなっていて、おいしすぎるから食べ過ぎてしまうということですが、そもそもそうなる原因について考えてみましょう。
これは、食品を販売する側の立場になって考えると、とてもわかりやすくなるでしょう。
あなたが食品を販売する側の立場であった場合、たくさん食べてもらって、たくさん購入してもらいたいですよね。
そうなると、おなかがすいていなくても、おいしく食べられるように、味を強めにしていく必要がありますよね。
そして、よーく考えて欲しいのですが、ある食べ物を食べて、おいしいとかおいしくないとかを評価するときに、どういう要素が重要になると思いますか?
どういう要素とは、ヒントを言うと、歯ごたえとか、舌ざわりとか、味の感じ方(強さやタイミングなど)とかそういったものです。
抽象的で、わかりにくいですよね。
この動画を見ると、答えがわかるのではないでしょうか。
まずは、見てください。
http://www.youtube.com/watch?v=-FKChBsYtJc
答えは、後半の暴走はあまり関係が無くて(笑)、5秒のあたりの電流がいなずまのように流れる瞬間が重要だと言うことです。
要するに、食べて、味を感じる最初の瞬間が非常に重要になるということです。
その最初の瞬間の味が強烈だと、強い魅力を感じて、やみつきになりやすくなるのです。
逆に、最初の味が弱いと、ぼんやりとした味となって、強烈な魅力は感じません。
そんなわけで、あなたが食品の販売者だったら、化学調味料や砂糖などを入れて、最初の味を強烈にしたくなるはずですよね。
まず、この最初のインパクトが非常に重要になるということを知っておいてくださいね。
次に、味が一番強くなるピークのタイミングは、口の中に食べ物を入れてから何秒後くらいにやってくるか分かりますか?
時計の秒針を見ながら食べてみると、すぐにわかると思います。
ためしにやってみてください。
化学調味料が入っていない食べ物だと、口に入れてから5-20秒後くらいになると思います。
(食べ物によっては、5-30秒後くらいかもしれませんが。)
化学調味料が入っている食べ物だと、口に入れてから5-60秒後くらいになると思います。
化学調味料が入っていない食べ物よりも、だいぶ遅めになることが多いはずです。
どんどん、どんどん、強くなっていくのです。
ここで、あらためて考えて欲しいのですが、化学調味料入りの食べ物は、最初のインパクトが強烈になるように、最初のところからすでに味が強くなっているわけですよね。
そして、さらに、どんどん味が強くなっていく。
そうなると、味が強くなりすぎて不快になるという問題は起きないのでしょうか?
実は、思いっきり起きるのですよ。
味が強すぎて不快になるという問題を防ぐには、どうすればよいのでしょうか?
それが、「食べすぎてしまう本当の理由」の答えでもあるのです。
味が強くなりすぎて不快になるのを防ぐために、そういうことを意識することなく無意識レベルで、次の食べ物を口に入れるようにしているわけなのです。
次の食べ物とは、おかずだったり、ごはんだったり、お菓子だったり、甘いものだったり、水(飲み物)だったりします。
味が強くなりすぎて不快になるのを防ぐために、次々に口の中に食べ物を入れ続けて、食べているというよりも、食べさせられるようになっていたのです。
しかも、そうなってしまっていることには、ほとんど気づくことができなかったのです。
ほとんど、食欲なんて関係のないレベルで起きていることなのです。
気づくと、「ああ、これは怖い」と感じるはずです。
ごはんの真の魅力(パンもそうですけど)というのは、ごはん自体がおいしいというよりも、おかずの味が強くなりすぎて不快にならないように、味の強さを自分の好みのベストの状態に保ち続けられるようになるということなのです。
それによって、食事がよりおいしくなって、どんどん食がすすむようになるのです。
これこそが主食の真の働きなのだと考えています。
化学調味料が入っている食べ物を、他の食べ物、飲み物を口に入れずに、しっかりと味わい続けてみてください。
味が強くなりすぎていき、ちょっと不快だと感じるでしょう。
それこそが、あなたが食べすぎてしまう原因を作り出している正体なのです。
強力な魅力でもあるけれど、扱いを間違うと、太ってしまう原因ともなってしまうのです。
知っているか知らないかで、まったく違ったことになってくるはずです。
ぜひとも、忘れないようにしてくださいね。
ちなみに、これらのことは、糖質制限ダイエットなど、主食抜きダイエットの本質とも深く関係してきます。
ごはんなど主食を食べずに、おかずだけを食べたら、どんなふうに感じるかというと、もうわかりますよね。
味が強すぎてちょっと不快を感じて、飽きやすくなるのです。
味の強さを自分の好みの強さに自在にコントロールすることができないので、どんどん食べ過ぎてしまうとはなりにくく、結果的に食事量も減らしやすくなります。
でも、おいしく食べるという観点からは、大きなマイナスですよね。
おかずだけだと、味が強すぎて、あんまりおいしくないと感じるようになるのは当然です。
それなのに、糖質制限ダイエットをしている人で、おいしさを犠牲にしているわけではないと主張している人も少なくありません。
いったいなぜだと思いますか?
実は、お酒で味をコントロールしているのです。
おかずの味が強くなりすぎて不快になる前に、お酒を口にして、味を自分の好みの強さに調節しているわけなのです。
実質的に、お酒が主食となっているのです。
でも、そんな食事法を健康的な食事法と言うのは、やっぱりちょっとどうかと思ってしまいます。
まあ、徹底的に自炊で、味付けを薄くしている人ならば、主食で味の強さをコントロールするということも必要が無いのかもしれませんが。
食べるときに、味の強さというものを少し意識して食べてみるようにしてください。
「最初のインパクトの強さ、さらにどんどん強くなっていき、強くなりすぎて不快になる前に次の食べ物を口に入れたくなるようになっている。」
これが、あなたがついつい食べすぎてしまう本当の理由だったのです。
こういうことを知っているだけで、かなり余裕を持って食べられるようになるはずです。
ぜひ、試してみてくださいね。
P.S.
気づいてみると、自分で味を自在にコントロールする巧みさに、きっと驚かれると思いますよ。
そして、「味が強すぎるよ」っていうことにも。
そりゃあ、味をコントロールしないと、不快になってしまうので、次から次に口に入れて、弱めたくなってしまうわけだなあと。
ちなみに、口の中で味を合わせてコントロールしながら食べることを「口内調味」というのですが、意外なことに日本人特有の食べ方であるということです。
この食べ方はすごく魅力を感じる食べ方なのですが、無意識レベルで続けていると、化学調味料の強力な魅力によって、食べすぎにつながりやすくなってしまいます。
気づきさえすれば、いろいろと簡単になると思いますよ。
ひどく食べ過ぎてしまったら、後悔して、そしてますますイライラがつのって、悪循環にはまっていってしまうことになるからです。
では、なぜ私たちはついつい食べ過ぎてしまうのでしょうか?
それは、すごく簡単に言ってしまうと、「食べ物がおいしすぎるから」なのですね。
いろいろと原因を探っていっても、結局のところ、ここに行き着いてしまいます。
特に食欲を激しく増進させる要素なのが、化学調味料と砂糖です。
油、塩、香料、食品添加物なども加わって、さらに強力になるわけです。
飲み物で考えると、よりはっきりとわかりやすくなると思います。
自然そのものの味である水は、のどが渇いていないと飲みたいとは感じません。
ところが、化学調味料、砂糖、香料をはじめとしていろいろとおいしい味がついているジュースは、のどが渇いていなくても、どんどん飲みたくなってしまいます。
(品種改良が進んで、100%果汁ジュースも、酸味が減って、驚くほど甘くなってきているので、自然そのものの味ならば・・・とは言いにくくなってきているとは思いますが。)
いずれにせよ、「化学の力の前には生き物は無力である」ということを自覚しておくべきだ強く思います。
食べ過ぎてしまう原因は、化学調味料や砂糖をはじめとして、食べ物がおいしすぎるからだということを以前に説明したことがありますので、詳しくはそちらの記事を読んでください。
食べ過ぎてしまう本当の原因
http://ameblo.jp/pink-diet/entry-10522759844.html
いまだに、この記事はアクセス数もとても多くて、「この記事を読んで、長年の疑問が解決しました。」というようなメッセージをたびたびいただいています。
ダイエットの基本中の基本であると思うのですが、不思議なことにほとんど重要視されていなくて、ダイエット関連の本でもまず見かけません。
こんなことも知らずにダイエットをするなんて、怖くないのかな、といつも思っています。
あなたは、こういう基本的かつ影響が大きいことを知らずに、ダイエットをするようなことは決してしないでくださいね。
今回は、食べ過ぎてしまう本当の原因をもうちょっと深く考えていってみたいと思います。
食べ物の刺激が強くなっていて、おいしすぎるから食べ過ぎてしまうということですが、そもそもそうなる原因について考えてみましょう。
これは、食品を販売する側の立場になって考えると、とてもわかりやすくなるでしょう。
あなたが食品を販売する側の立場であった場合、たくさん食べてもらって、たくさん購入してもらいたいですよね。
そうなると、おなかがすいていなくても、おいしく食べられるように、味を強めにしていく必要がありますよね。
そして、よーく考えて欲しいのですが、ある食べ物を食べて、おいしいとかおいしくないとかを評価するときに、どういう要素が重要になると思いますか?
どういう要素とは、ヒントを言うと、歯ごたえとか、舌ざわりとか、味の感じ方(強さやタイミングなど)とかそういったものです。
抽象的で、わかりにくいですよね。
この動画を見ると、答えがわかるのではないでしょうか。
まずは、見てください。
http://www.youtube.com/watch?v=-FKChBsYtJc
答えは、後半の暴走はあまり関係が無くて(笑)、5秒のあたりの電流がいなずまのように流れる瞬間が重要だと言うことです。
要するに、食べて、味を感じる最初の瞬間が非常に重要になるということです。
その最初の瞬間の味が強烈だと、強い魅力を感じて、やみつきになりやすくなるのです。
逆に、最初の味が弱いと、ぼんやりとした味となって、強烈な魅力は感じません。
そんなわけで、あなたが食品の販売者だったら、化学調味料や砂糖などを入れて、最初の味を強烈にしたくなるはずですよね。
まず、この最初のインパクトが非常に重要になるということを知っておいてくださいね。
次に、味が一番強くなるピークのタイミングは、口の中に食べ物を入れてから何秒後くらいにやってくるか分かりますか?
時計の秒針を見ながら食べてみると、すぐにわかると思います。
ためしにやってみてください。
化学調味料が入っていない食べ物だと、口に入れてから5-20秒後くらいになると思います。
(食べ物によっては、5-30秒後くらいかもしれませんが。)
化学調味料が入っている食べ物だと、口に入れてから5-60秒後くらいになると思います。
化学調味料が入っていない食べ物よりも、だいぶ遅めになることが多いはずです。
どんどん、どんどん、強くなっていくのです。
ここで、あらためて考えて欲しいのですが、化学調味料入りの食べ物は、最初のインパクトが強烈になるように、最初のところからすでに味が強くなっているわけですよね。
そして、さらに、どんどん味が強くなっていく。
そうなると、味が強くなりすぎて不快になるという問題は起きないのでしょうか?
実は、思いっきり起きるのですよ。
味が強すぎて不快になるという問題を防ぐには、どうすればよいのでしょうか?
それが、「食べすぎてしまう本当の理由」の答えでもあるのです。
味が強くなりすぎて不快になるのを防ぐために、そういうことを意識することなく無意識レベルで、次の食べ物を口に入れるようにしているわけなのです。
次の食べ物とは、おかずだったり、ごはんだったり、お菓子だったり、甘いものだったり、水(飲み物)だったりします。
味が強くなりすぎて不快になるのを防ぐために、次々に口の中に食べ物を入れ続けて、食べているというよりも、食べさせられるようになっていたのです。
しかも、そうなってしまっていることには、ほとんど気づくことができなかったのです。
ほとんど、食欲なんて関係のないレベルで起きていることなのです。
気づくと、「ああ、これは怖い」と感じるはずです。
ごはんの真の魅力(パンもそうですけど)というのは、ごはん自体がおいしいというよりも、おかずの味が強くなりすぎて不快にならないように、味の強さを自分の好みのベストの状態に保ち続けられるようになるということなのです。
それによって、食事がよりおいしくなって、どんどん食がすすむようになるのです。
これこそが主食の真の働きなのだと考えています。
化学調味料が入っている食べ物を、他の食べ物、飲み物を口に入れずに、しっかりと味わい続けてみてください。
味が強くなりすぎていき、ちょっと不快だと感じるでしょう。
それこそが、あなたが食べすぎてしまう原因を作り出している正体なのです。
強力な魅力でもあるけれど、扱いを間違うと、太ってしまう原因ともなってしまうのです。
知っているか知らないかで、まったく違ったことになってくるはずです。
ぜひとも、忘れないようにしてくださいね。
ちなみに、これらのことは、糖質制限ダイエットなど、主食抜きダイエットの本質とも深く関係してきます。
ごはんなど主食を食べずに、おかずだけを食べたら、どんなふうに感じるかというと、もうわかりますよね。
味が強すぎてちょっと不快を感じて、飽きやすくなるのです。
味の強さを自分の好みの強さに自在にコントロールすることができないので、どんどん食べ過ぎてしまうとはなりにくく、結果的に食事量も減らしやすくなります。
でも、おいしく食べるという観点からは、大きなマイナスですよね。
おかずだけだと、味が強すぎて、あんまりおいしくないと感じるようになるのは当然です。
それなのに、糖質制限ダイエットをしている人で、おいしさを犠牲にしているわけではないと主張している人も少なくありません。
いったいなぜだと思いますか?
実は、お酒で味をコントロールしているのです。
おかずの味が強くなりすぎて不快になる前に、お酒を口にして、味を自分の好みの強さに調節しているわけなのです。
実質的に、お酒が主食となっているのです。
でも、そんな食事法を健康的な食事法と言うのは、やっぱりちょっとどうかと思ってしまいます。
まあ、徹底的に自炊で、味付けを薄くしている人ならば、主食で味の強さをコントロールするということも必要が無いのかもしれませんが。
食べるときに、味の強さというものを少し意識して食べてみるようにしてください。
「最初のインパクトの強さ、さらにどんどん強くなっていき、強くなりすぎて不快になる前に次の食べ物を口に入れたくなるようになっている。」
これが、あなたがついつい食べすぎてしまう本当の理由だったのです。
こういうことを知っているだけで、かなり余裕を持って食べられるようになるはずです。
ぜひ、試してみてくださいね。
P.S.
気づいてみると、自分で味を自在にコントロールする巧みさに、きっと驚かれると思いますよ。
そして、「味が強すぎるよ」っていうことにも。
そりゃあ、味をコントロールしないと、不快になってしまうので、次から次に口に入れて、弱めたくなってしまうわけだなあと。
ちなみに、口の中で味を合わせてコントロールしながら食べることを「口内調味」というのですが、意外なことに日本人特有の食べ方であるということです。
この食べ方はすごく魅力を感じる食べ方なのですが、無意識レベルで続けていると、化学調味料の強力な魅力によって、食べすぎにつながりやすくなってしまいます。
気づきさえすれば、いろいろと簡単になると思いますよ。