今回は、青色とピンク色の2色がなぜ天国の色とされる特別な色なのか?
ということについてです。
この2色は、他の色とはかなり違うとらえられ方をされています。その具体的な理由を知りたいと思って、いろいろと調べてきました。そして、その理由について、わかったことをお伝えしたいと思います。
青色は、西洋ではヘブンリーブルーとされていますし、東洋でも、仏教の曼荼羅など、天上界は青色で描かれていることが多いです。
また、ピンク色、桃色も、はすの花、桃源郷など、天国のイメージとなっています。
小さな子供たちは、パステルブルーとパステルピンクの2色を圧倒的に好みます。子供用品売り場はこの2色でほとんど占められているほどです。
色に対する先入観とか、イメージとか、そういう社会的なものに引っ張られないからなのでしょう。
小さい子供たちがあまりにもこの2色を好みすぎるために、パステルブルーとパステルピンクは子供っぽい色というイメージが強くなっています。
そのため、小学校高学年くらいになると、子供っぽいイメージを嫌い、逆にこの2色を使いたがらなくなります。
大人もきっと同じような感じでしょう。本当はパステルピンクとパステルブルーは好きな色だけれど、少し子供っぽいイメージがあるので、あまり積極的に選ばないかもしれません。
とはいえ、洗剤や柔軟材などは、圧倒的にパステルブルーとパステルピンクの2色が目立つようになってきています。アメリカにおいて、メーカーが実験を繰り返して、その結果から、そうなってきているようです。
それにしても、なぜこんなに青色とピンク色の2色が好まれるのでしょうか?
いろいろと調べてきて、納得のできる理屈としては以下です。
まず、青色が天国の癒しの色として好まれる理由です。
それは、生物が発生、進化してきた過程と関係が深いと思われます。
まず、生物は海の底の方で発生、進化してきたと考えられています。
海の中には青い光しか届いていきません。
太陽光線のうち、青色以外の色の光はすべて海の水に吸収されてしまいます。
青い光だけが残って、水の中を進み、海中に浮遊する微粒子にぶつかって跳ね返るため、海は青く見えるのです。
海の中で進化してきた生物は、その海の中に届いてくる青い光だけを頼りに、光合成をして、栄養を得てきたことでしょう。
そして、植物から動物へと進化してきても、青い光を何億年、何十億年と命の源として大切にしてきたという歴史は、体の中に刻み込まれています。
21世紀に入ってから、青色光受容体であるクリプトクロムというたんぱく質が、人間の目の網膜にも存在することが発見されました。
このクリプトクロムは体内時計の働きと深く関係しています。
クリプトクロムが光を受けることで、時間調整がなされて、体内の活動リズムが作り出されているのです。
そして、この青色光受容体であるクリプトクロムは、体内時計の働きだけではなく、渡り鳥などの磁場感知能力と深く関わっているということがわかってきました。
目が見えるという働きとは異なる(視力とは異なる)、感じる視覚というものがあるようです。
http://wiredvision.jp/news/200906/2009063023.html
人間には、そんな磁場を感知する能力は基本的にありませんが、もともとはそういう能力が存在していたと思われます。
というのも、人の網膜から採取したヒトクリプトクロムをクリプトクロムの欠損したハエに移植すると、磁場感知能力を取り戻すのです。
http://d.hatena.ne.jp/semi_colon/20110629/p1
http://www.excite.co.jp/News/science/20110224/Sugomori_4971.html?_p=1
(名古屋市立大大学院医学研究科の岡嶋教授の研究というのは、前々から相当怪しいと思っていたのですが、やはり捏造レベルのようなので、注意してください。先日、ようやく問題発覚となっていました。)
http://karapaia.livedoor.biz/archives/52030178.html
磁場を感じる能力は、えさがある位置を覚えておくということに関係しているようです。
人間のクリプトクロムにもそういう能力自体は存在しているのでしょうが、その働きを感じ取る経路が退化しているのか、うまく働かせられないかなのでしょう。
ただ、なんとなくは感じている可能性があると思います。
たとえば、晴れの日と曇りや雨の日では、気分に違いがあるように感じないでしょうか?
天気がいい日は青色光が多くて、天気が悪い日は青色光が少ないということも、関係しているかもしれません。
実際、フィリップス社のアクティビバという次世代照明器具などは、そういう第3の目と言われるものと深く関係しているクリプトクロムの働きを活性化させる目的で開発されました。
今では、学校での学習能力向上効果や工場での作業効率向上効果の目的で、実用化されるようになってきています。
フィリップス社日本法人のアクティビバを紹介しているサイトです。
http://www.philips.co.jp/about/because/technology/activiva.page
「アクティビバは日本での発売予定はございません。」ですと。
とても残念です。
http://www.lighting.philips.co.jp/lightcommunity/trends/dynamic_lighting/dl_for_school.wpd
かなり前にも紹介したニュースですが、イギリスの学校で、青色の光の照明を使用したところ、眠くなったり集中力を切らしたりする子供が激減したということです。
http://www.dailymail.co.uk/sciencetech/article-1333029/Blue-lighting-trialled-British-school-wake-drowsy-pupils-thing-morning.html?ITO=1490
こちらは、オランダの教室の様子です。
青の波長の強い光は、高い集中力が要求される理数科目、音楽など、芸術系の授業は波長の長い、オレンジ色系の波長が強い光というふうに、目的に応じて、照明を自在に使い分けています。
http://www.rnw.nl/english/video/blue-light-keeps-school-children-alert
アメリカでは、ローテクながら、教室用の青い照明フィルターも販売されています。
これが、アマゾンでの評価がものすごく高いのです。
http://www.amazon.com/Classroom-Light-Filters-Tranquil-Blue-Set/dp/B001YT3G5C
activivaは日本では購入できないので、この青い照明フィルターを買って、使ってみたいと思っています。
使ってみた感想などは、またお伝えいたします。
このように、何億年、何十億年という生物の進化の歴史において、青い光が命の源であったということが深く関係していると思われます。
だから、青の波長の光が特別なものであるのはむしろ当然なのだろうと思います。
次に、ピンク色が特別な癒しの色である理由についてです。
虹の光の色からわかるように、太陽光線にピンク色の光はありません。
ピンク色は、赤色+白色でピンク色になります。
直接、太陽光線とは関係していないというのに、なぜ、ピンク色はそんなに特別な色なのだろうか?
このことがずっと疑問でした。
ピンク色の特徴とは、癒しや安らぎを与えてくれる、甘くてやさしいイメージが強い、などでしょう。
ピンク色が、癒しや安らぎを与えてくれるイメージが強い理由は、母親の胎内がピンク色であって、絶対的な安心感のある、やすらぎの世界そのものであったからなのではないかと思います。
母親の胎内で、絶対的な安心感の中で守られている状態は、まさに天国のイメージそのものではないでしょうか?
ほ乳類は、ある程度育つと、それぞれの種の皮膚になっていきますが、ごく小さい胎児のうちは、みんなピンク色をしていると思います。
胎内、胎児はピンク色をしていて、そこはやすらぎの世界なのだと思います。
やわらかいパステルピンクを求めるのは、そういう絶対的な安心感のもとにあった頃をなんとなく求めているからなのではないかと思います。
そんなわけで、青色が特別なのは、何億年、何十億年という生物の進化の歴史において、青い光が命の源であったということ。
そして、ピンク色が特別なのは、ほ乳類となってから、胎内の絶対的な安心感のもとにあった頃は、ピンク色の世界であったということ。
こういうことが深く関係しているのだと考えるようになりました。
絶対的に正解ということはわかりませんが、かなり正しい考えなのではないかと思っています。
P.S.
テレビ朝日スーパーJチャンネルで、青色ダイエットめがねは、いろいろとニュースがあって延期されて、4月24日(火曜日)に紹介されました。
全国枠の時間帯で、けっこうわかりやすく紹介してもらえて、嬉しかったです。
東大の教授が食べ物を実物よりも大きく見せることで、通常よりも満腹になりやすくするという「ダイエットめがね」を開発したというニュースといっしょに紹介されました。
もう一方のダイエットめがねは、実用化となると、まだあまり現実的な話ではないようですが。
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=56789
小さめの食器を使うことで、相対的に食べ物を大きく見せて、満足感を高めるようにするというダイエット方法はそれなりに効果があるので、同じような効果が得られるだろうと思います。
それから、世界中で放送されているある番組で、数ヶ月間にわたってダイエットに挑戦するという新しい企画があり、そこで青色ダイエットめがねとパステルピンクグラスも使いたいという依頼がやってきました。
そして、驚いたことに、番組内で商品を紹介するということに関して、何ページにもわたる契約書にサインしてもらう必要があるということでした。
日本の番組でこんな契約書を交わしたことなど、これまで一度たりともありませんでした。
欧米の契約文化は本当に徹底しているものだなあとあらためて思いました。
そんなわけで、秘密保持契約に違反しているとか言われたら大変なので、具体的な話は、放送が始まったら、お伝えしたいと思います。
ダイエット方法のまとめを続けています。
もう少しお待ちください。
長く掛かって、申し訳ないです。
ということについてです。
この2色は、他の色とはかなり違うとらえられ方をされています。その具体的な理由を知りたいと思って、いろいろと調べてきました。そして、その理由について、わかったことをお伝えしたいと思います。
青色は、西洋ではヘブンリーブルーとされていますし、東洋でも、仏教の曼荼羅など、天上界は青色で描かれていることが多いです。
また、ピンク色、桃色も、はすの花、桃源郷など、天国のイメージとなっています。
小さな子供たちは、パステルブルーとパステルピンクの2色を圧倒的に好みます。子供用品売り場はこの2色でほとんど占められているほどです。
色に対する先入観とか、イメージとか、そういう社会的なものに引っ張られないからなのでしょう。
小さい子供たちがあまりにもこの2色を好みすぎるために、パステルブルーとパステルピンクは子供っぽい色というイメージが強くなっています。
そのため、小学校高学年くらいになると、子供っぽいイメージを嫌い、逆にこの2色を使いたがらなくなります。
大人もきっと同じような感じでしょう。本当はパステルピンクとパステルブルーは好きな色だけれど、少し子供っぽいイメージがあるので、あまり積極的に選ばないかもしれません。
とはいえ、洗剤や柔軟材などは、圧倒的にパステルブルーとパステルピンクの2色が目立つようになってきています。アメリカにおいて、メーカーが実験を繰り返して、その結果から、そうなってきているようです。
それにしても、なぜこんなに青色とピンク色の2色が好まれるのでしょうか?
いろいろと調べてきて、納得のできる理屈としては以下です。
まず、青色が天国の癒しの色として好まれる理由です。
それは、生物が発生、進化してきた過程と関係が深いと思われます。
まず、生物は海の底の方で発生、進化してきたと考えられています。
海の中には青い光しか届いていきません。
太陽光線のうち、青色以外の色の光はすべて海の水に吸収されてしまいます。
青い光だけが残って、水の中を進み、海中に浮遊する微粒子にぶつかって跳ね返るため、海は青く見えるのです。
海の中で進化してきた生物は、その海の中に届いてくる青い光だけを頼りに、光合成をして、栄養を得てきたことでしょう。
そして、植物から動物へと進化してきても、青い光を何億年、何十億年と命の源として大切にしてきたという歴史は、体の中に刻み込まれています。
21世紀に入ってから、青色光受容体であるクリプトクロムというたんぱく質が、人間の目の網膜にも存在することが発見されました。
このクリプトクロムは体内時計の働きと深く関係しています。
クリプトクロムが光を受けることで、時間調整がなされて、体内の活動リズムが作り出されているのです。
そして、この青色光受容体であるクリプトクロムは、体内時計の働きだけではなく、渡り鳥などの磁場感知能力と深く関わっているということがわかってきました。
目が見えるという働きとは異なる(視力とは異なる)、感じる視覚というものがあるようです。
http://wiredvision.jp/news/200906/2009063023.html
人間には、そんな磁場を感知する能力は基本的にありませんが、もともとはそういう能力が存在していたと思われます。
というのも、人の網膜から採取したヒトクリプトクロムをクリプトクロムの欠損したハエに移植すると、磁場感知能力を取り戻すのです。
http://d.hatena.ne.jp/semi_colon/20110629/p1
http://www.excite.co.jp/News/science/20110224/Sugomori_4971.html?_p=1
(名古屋市立大大学院医学研究科の岡嶋教授の研究というのは、前々から相当怪しいと思っていたのですが、やはり捏造レベルのようなので、注意してください。先日、ようやく問題発覚となっていました。)
http://karapaia.livedoor.biz/archives/52030178.html
磁場を感じる能力は、えさがある位置を覚えておくということに関係しているようです。
人間のクリプトクロムにもそういう能力自体は存在しているのでしょうが、その働きを感じ取る経路が退化しているのか、うまく働かせられないかなのでしょう。
ただ、なんとなくは感じている可能性があると思います。
たとえば、晴れの日と曇りや雨の日では、気分に違いがあるように感じないでしょうか?
天気がいい日は青色光が多くて、天気が悪い日は青色光が少ないということも、関係しているかもしれません。
実際、フィリップス社のアクティビバという次世代照明器具などは、そういう第3の目と言われるものと深く関係しているクリプトクロムの働きを活性化させる目的で開発されました。
今では、学校での学習能力向上効果や工場での作業効率向上効果の目的で、実用化されるようになってきています。
フィリップス社日本法人のアクティビバを紹介しているサイトです。
http://www.philips.co.jp/about/because/technology/activiva.page
「アクティビバは日本での発売予定はございません。」ですと。
とても残念です。
http://www.lighting.philips.co.jp/lightcommunity/trends/dynamic_lighting/dl_for_school.wpd
かなり前にも紹介したニュースですが、イギリスの学校で、青色の光の照明を使用したところ、眠くなったり集中力を切らしたりする子供が激減したということです。
http://www.dailymail.co.uk/sciencetech/article-1333029/Blue-lighting-trialled-British-school-wake-drowsy-pupils-thing-morning.html?ITO=1490
こちらは、オランダの教室の様子です。
青の波長の強い光は、高い集中力が要求される理数科目、音楽など、芸術系の授業は波長の長い、オレンジ色系の波長が強い光というふうに、目的に応じて、照明を自在に使い分けています。
http://www.rnw.nl/english/video/blue-light-keeps-school-children-alert
アメリカでは、ローテクながら、教室用の青い照明フィルターも販売されています。
これが、アマゾンでの評価がものすごく高いのです。
http://www.amazon.com/Classroom-Light-Filters-Tranquil-Blue-Set/dp/B001YT3G5C
activivaは日本では購入できないので、この青い照明フィルターを買って、使ってみたいと思っています。
使ってみた感想などは、またお伝えいたします。
このように、何億年、何十億年という生物の進化の歴史において、青い光が命の源であったということが深く関係していると思われます。
だから、青の波長の光が特別なものであるのはむしろ当然なのだろうと思います。
次に、ピンク色が特別な癒しの色である理由についてです。
虹の光の色からわかるように、太陽光線にピンク色の光はありません。
ピンク色は、赤色+白色でピンク色になります。
直接、太陽光線とは関係していないというのに、なぜ、ピンク色はそんなに特別な色なのだろうか?
このことがずっと疑問でした。
ピンク色の特徴とは、癒しや安らぎを与えてくれる、甘くてやさしいイメージが強い、などでしょう。
ピンク色が、癒しや安らぎを与えてくれるイメージが強い理由は、母親の胎内がピンク色であって、絶対的な安心感のある、やすらぎの世界そのものであったからなのではないかと思います。
母親の胎内で、絶対的な安心感の中で守られている状態は、まさに天国のイメージそのものではないでしょうか?
ほ乳類は、ある程度育つと、それぞれの種の皮膚になっていきますが、ごく小さい胎児のうちは、みんなピンク色をしていると思います。
胎内、胎児はピンク色をしていて、そこはやすらぎの世界なのだと思います。
やわらかいパステルピンクを求めるのは、そういう絶対的な安心感のもとにあった頃をなんとなく求めているからなのではないかと思います。
そんなわけで、青色が特別なのは、何億年、何十億年という生物の進化の歴史において、青い光が命の源であったということ。
そして、ピンク色が特別なのは、ほ乳類となってから、胎内の絶対的な安心感のもとにあった頃は、ピンク色の世界であったということ。
こういうことが深く関係しているのだと考えるようになりました。
絶対的に正解ということはわかりませんが、かなり正しい考えなのではないかと思っています。
P.S.
テレビ朝日スーパーJチャンネルで、青色ダイエットめがねは、いろいろとニュースがあって延期されて、4月24日(火曜日)に紹介されました。
全国枠の時間帯で、けっこうわかりやすく紹介してもらえて、嬉しかったです。
東大の教授が食べ物を実物よりも大きく見せることで、通常よりも満腹になりやすくするという「ダイエットめがね」を開発したというニュースといっしょに紹介されました。
もう一方のダイエットめがねは、実用化となると、まだあまり現実的な話ではないようですが。
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=56789
小さめの食器を使うことで、相対的に食べ物を大きく見せて、満足感を高めるようにするというダイエット方法はそれなりに効果があるので、同じような効果が得られるだろうと思います。
それから、世界中で放送されているある番組で、数ヶ月間にわたってダイエットに挑戦するという新しい企画があり、そこで青色ダイエットめがねとパステルピンクグラスも使いたいという依頼がやってきました。
そして、驚いたことに、番組内で商品を紹介するということに関して、何ページにもわたる契約書にサインしてもらう必要があるということでした。
日本の番組でこんな契約書を交わしたことなど、これまで一度たりともありませんでした。
欧米の契約文化は本当に徹底しているものだなあとあらためて思いました。
そんなわけで、秘密保持契約に違反しているとか言われたら大変なので、具体的な話は、放送が始まったら、お伝えしたいと思います。
ダイエット方法のまとめを続けています。
もう少しお待ちください。
長く掛かって、申し訳ないです。