前回は、キムチは甘い?
でした。

味を感じる順番があって、まず甘い、次にうまい、そしてからい、
というふうに、「あ→う→か」という順になっています。

食べた瞬間に、「うまい」と感じるわけではありません。

だから、よくテレビで、芸能人が口に入れた瞬間に「おいしいーー」とか言っているのは、タイミングがはやすぎですよね(^o^;)

実際に味を感じるタイミングを意識してみると、はやすぎるっていうのが、よくわかると思います。


いろいろな食べ物を、この「あうか」の順番を意識しながら、食べてみてくれましたか?

この順番がわかりやすい食べ物もあれば、わかりにくい食べ物もあります。
真剣に試せば、きっとわかってもらえると思います。

でも、いまいちわからなかったという人もいると思います。


そこで、味をよりはっきりと感じるための、おすすめの方法をお伝えします。


それは、目をつぶって食べるという食べ方です。

食べ物を食べるときに、目をつぶって、しっかりと味わってみてください。

同じ食べ物なのに、味をより強くはっきりと感じられるようになるはずです。ニコニコ

けっこう違いが大きくて、驚かれるかもしれません。


私たちは、食べ物を食べるときに、視覚と嗅覚をたよりにしています。

食べ物の味は、見た目とにおいで、ほとんどを感じているということなのです。

目隠しと鼻せんをされると、りんごを食べているのか、大根を食べているのかも、簡単には判断できなくなってしまうくらいなのです。


あまりにも視覚と嗅覚に頼りすぎてしまっているので、それをリハビリする必要があります。

特に視覚に頼りすぎてしまっているので、たまには目をつぶって、食べ物の味というものをしっかりと感じてみるようにしてください。

これまで気づかなかった微妙な味に気づくようになるでしょう。

食べ物の甘さやうまさというものが、よりはっきりと感じられるでしょう。



ちょうど、今日は節分なので、巻き寿司(恵方巻)を食べる人も多いでしょう。

今年の恵方は南南東だそうです。

食べ方は、しゃべらずに食べるとか、目をつぶって食べるとか、いろいろあります。
さすがに1本全部丸ごと食べるっていうのは、ちょっとどうかと思うので、適当な長さに切って食べたらいいと思いますが。

それで、せっかくなので、目をつぶって、巻き寿司をしっかりと味わって食べてみてください。

きっと、甘さに気づくと思います。

食べ物の味をしっかりと感じるようになると、甘い食べ物が本当に多いということに気づくでしょう。

おいしさ=甘さ
と言ってもいいくらいだと感じます。

食べ物の魅力は甘さに隠されているのがよくわかると思います。


いろいろな食べ物を目をつぶって、よく味わって食べてみてください。

「あ→う→か」もわかるようになるはずです。

とにもかくにも、その食べ物の甘さをしっかりと感じるようにしてくださいね。

何気なく食べているときよりも、食べ物のおいしさが何倍にも感じられるようになると思います。

食べることから、しっかりと喜びを感じられるようになれたら、そんなにたくさん食べなくても、満足できるようになりますよ。