今回は、砂糖中毒の話です。

砂糖は、ほとんどの加工食品に含まれています。
「おいしいものほど砂糖がたくさん入っている」と思って間違いないくらいです。


砂糖はとても甘くておいしくて、すぐに幸せになれる食べ物です。
でも、くせになりやすい食べ物です。

またあの甘さが欲しいと感じて、甘いもの中毒、砂糖中毒と言われる状態になってしまいます。

特に、ケーキ、生クリーム、チョコレートなどなど、ふわふわした魅力にあふれる洋菓子類(当然、菓子パンもです)は、砂糖だけでなく油もたくさん含まれていて、中毒性が特に高い食べ物です。ケーキソフトクリームチョコレート

油と砂糖の魅力であふれているのですから、くせになるのも無理はありません。

砂糖だけなら、そんなに中毒性の心配もないと思うのですが、油も加わると、かなりやっかいになります。(油が入っていると、食欲が増したり、やみつきになりやすくなります。)


そんなわけで、砂糖の魅力、特に油と砂糖の組み合わせの魅力は怖いですよ、という話なのですが、砂糖には強力なメリットもあります。


それは、限界までおなかいっぱいにならなくても、食後のデザートをとると、意外と満足できるようになるということです。

レストランのコース料理だと、普段大量に食べる男性と、少食の女性が、だいたい同じくらいの量で満足して食べ終わるのは、食後のデザートが大きく貢献しているのです。

肥満の最大の原因は、限界まで食べないと満足できなくなる「満腹中毒」というものです。満

満腹中毒になっていると、これ以上は入らないという満腹にならないと、満足できなくなってしまっているのです。

しかも、この満腹中毒の恐ろしいところは、ほとんど自覚できないというところです。
当たり前の習慣になっていて、自覚することさえできないので、改善することは極めて難しいのです。

腹八分目で食べ終わるようにしましょうと言われて、それができるならば、ダイエットで苦しむ人はほとんどいないでしょう。

満腹中毒を抜け出すのは、本当に難しいことです。



満腹中毒を抜け出すには?

甘いもの中毒、砂糖中毒になる心配はあるとはいえ、とりあえず満腹中毒を抜け出すためには、食後に砂糖を利用するのが一番確率の高い方法と言えます。


満腹中毒の抜け出しにくさと比べると、砂糖中毒はかなり抜け出しやすいと言えます。


中毒を抜け出すには、中毒を利用するという例を紹介します。

コカ・コーラは発売当初は、アルコール中毒を抜け出すための薬として販売されていました。

コカ・コーラは、コカイン(当時は合法とされていて、むしろ禁酒法でアルコールが禁止されたりしました。)とカフェインの中毒を利用して、アルコール中毒を抜け出せる薬だったのです。


なるほどなあと思いませんか?



次に、砂糖の魅力にはまってしまって、砂糖中毒になってしまったら、どうすればよいの?
という問題ですよね。

基本的には、少しずつ、量を減らすようにしていきましょうということです。

1回に食べる量を減らして、何度かに分けて食べるようにしてください。
温かいお茶などもいっしょに飲むようにしてください。お茶コーヒー

油+白砂糖から白砂糖だけに慣れるようにしていく、次に白砂糖から黒砂糖に慣れるようにしていく、黒砂糖から果物で満足できるようにしていく、というふうに少しずつ段階を踏むようにしてください。いきなり減らそうとすると、うまくいきません。

脳が快感のレベルを記憶していて、これくらいのレベルの甘さ、幸福感が欲しいと脳が求めてしまいます。

その快感レベルにふりまわされるかもしれませんが、少しずつ、他の甘いもので満足させるようにしていけば、だんだんと落ち着いていってくれます。

だんだん甘いものへのこだわりが弱くなっていけば、そんなに気にならなくなると思います。

女性は、砂糖と油に特に強くひかれてしまう性質があるので、ある程度は仕方がないと納得しつつ、うまく満足させられるようになっていってください。


次回は、よく噛んだほうがよいのか?についてです。
これは、かなり深い問いだと思っています。

この問いにどう答えるかだけで、本当に実践者の立場でダイエットを考えているのか、それとも無責任にえらそうに語っているだけなのか、が判明してしまう、恐ろしい究極の問いだと思っています。

この情報だけでも、けっこうダイエットを成功できるかもと思うくらいなので、軽く読み流さないようにしてください。
そんなわけで、初めてアメンバー限定記事にしてみます。


私は、本屋やテレビで得られるダイエット情報では、ダイエットはうまくいかないと思っています。
実際にダイエットを成功させるためには、こういうレベルが必要だという情報をお伝えしたいと思っています。