前回は、食欲が激しく増進してしまう原因・食べ物に含まれる3つの成分
でした。

前回の記事内で、関係の深い内容の記事へのリンクが失敗していました。
食べ過ぎてしまう本当の原因
でした。


あまり、おなかがすいていないと感じていたはずなのに、食べ始めると、どんどん食べたくなるのは、にせの食欲によるものです。

化学調味料・油・砂糖の3強によるコラボレーションによって、自分の意思とは関係なく、にせの食欲が激しく刺激されてしまって、どんどん食べたくなってしまうのです。


あなたがたくさん食べ過ぎてしまう食べ物の成分表示を見れば、それらの3つが入っているのがわかるでしょう。


ただ、にせものの食欲が必ずしも悪いものではありません。

にせものの食欲を刺激してくれる「おいしすぎる食べもの」のおかげで、おなかのすき具合にかかわらず、しっかりと食べることができるのです(しっかりを超えていて困るという人もいると思いますが・・・)。

本当におなかがすいているときしか食べたくないというふうになると、そんなに都合よくおなかはすいてくれないので、けっこう困ったことになります。

にせの食欲のおかげで、時間通りに食事をとれるのです。

にせの食欲万歳というところです。


でも、このにせの食欲を刺激する「化学調味料・油・砂糖」のなすがままになってしまうと、大変なことになります。

そこで、具体的な対策方法が必要になります。

今回は、その簡単な対策方法をお伝えします。


それらの3強を食べたら、口の中はどんな状態になっているでしょうか?

油まみれですよね。

その油に「調味料・エキス・香料・砂糖・塩」などがたっぷりとくっついていて、口や鼻(すなわち味覚や嗅覚)を刺激され続けることになります。

食べ終わっても、それらの刺激にさらされ続けて、また食べたい、もっと食べたいとなってしまう恐れが高くなるのです。

そこで、熱いお茶を飲むのをおすすめします。
ホットコーヒーや熱い紅茶でもよいでしょう(クリームや砂糖は入れないで)。

昔から、お寿司屋さんでは、「あがり」といって、最後に熱いお茶を出すようになっています。
これは、熱いお茶によって、口の中の魚の油分を溶かして、すっきり・さっぱりとさせることが狙いとなっているのです。

熱い飲み物だと、油が溶けて、口の中が洗い流され、すっきりとした状態になってくれるのです。
そして、油といっしょになってくっついていた、にせものの食欲を刺激する成分も、なくなってくれるのです。

そんなわけで、食後に熱いお茶を飲んで、口の中の刺激物を洗いながすようにしてください。

当然ながら、クリームや砂糖の入ったコーヒーや紅茶はだめだということです。


食後の歯磨きももちろん望ましいのですが、口の中全体に油が付着していて、歯磨きとうがいだけでは、口の中の油分を取り除くのは難しいでしょう。

歯磨きは重要ですが、にせの食欲に関しては、効果を期待しすぎてはいけないということです。


にせの食欲を刺激する成分が油といっしょになって口の中にくっついるので、熱い飲み物で溶かして、洗い流してください。


ここで、意外な盲点があるので、注意です。

口の中の刺激を洗い流しても、完全にはにせの食欲から逃れられません。

それは、口の外=くちびるに油分がたくさん付着していて、その刺激が意外なほど大きく影響してくるのです。

食べ終わっても、味の刺激が残り続けてしまって、また食べたくなって、情けないことになったりするのです。

くちびるについた油分も洗い流して、にせの食欲を刺激する成分を取り除いてください。


これで、「化学調味料・油・砂糖」の3強コラボレーションによる、にせの食欲にやられてしまう可能性は大きく減らせるでしょう。

簡単なことですが、とても重要なことなので、忘れないようにしてください。


そして、次回は、もうひとつの簡単な対応方法をお伝えしたいと思います。
熱いお茶で洗い流す方法以外に、簡単で効果的なにせもの対策があります。

子供の肥満対策などには、こちらの方法のほうがはるかに望ましいでしょう。

これもとても簡単なので、ぜひ使ってほしい方法です。
お楽しみに。