今回は、トウモロコシがいろいろな使われ方をするようになって、急激に肥満が増えてしまったという話の続きで、ちょっと怖い話です
草を食べて成長していた牛に、トウモロコシを食べさせることによって、出荷する大きさに育つまでに2年掛かっていたのが、半年しか掛からないようになりました。
トウモロコシすごいって話なのですが、実際はトウモロコシだけで早くなったわけではありません。
エサだけではなく、さまざまな成長ホルモン剤や抗生物質なども使うことによって、牛の成長のスピードが劇的に速くなったのでした。
特に成長ホルモンは、成長が速くなった重要な要素です。
成長ホルモンとはどういうものなのでしょうか?
成長ホルモンという言葉どおり、成長を促進させるホルモンですよね。
具体的には、タンパク同化作用といって、体をはやく大きくさせる働きがあります。
そして、他にも重要な働きがあります。
それは、食欲を増進させる働きです。
すでにおなかがいっぱいであっても、もっともっと食べたいと感じるようにさせる働きです。
おなかがいっぱいでも、どんどん食べたいと感じさせて、ひたすらエサを食べ続けさせ、すごいスピードで成長させることができるようになるのです。
成長ホルモンというものは、そういうものなのです。
牛の場合は、耳にピアスみたいなのが付いていて、そこから薬剤が、脳の中枢に作用していきます。
ちなみに、日本で育てる牛には、基準が厳しくなっています。
成長ホルモンなどがたくさん使われている牛の肉などを食べた場合、どういう影響があるのでしょうか?
長期的にガンになりやすくなるというような研究はいくつも見られます。
それも怖いのは怖いですが、現実的には避けられないリスクなのかなというのが、現状です。
そういう長期的な話は置いておいて、今回話したいのは、短期的かつ直接的な影響の話です。
こちらの研究はほとんど見つけられません。
食欲が激しく増進するホルモンを与えられて育った牛の肉などを食べたら、人間は食欲に影響が出ないのでしょうか?
もしかしたら、影響はほとんどないのかもしれません。
でも、冷静に考えて、影響がないと考えるのは、ちょっと無理があるように思えませんか?
かなり影響が大きい可能性が高そうだと思っておいた方が、よいだろうと考えています。
アメリカ人の肥満の割合がどんどん高くなっていってることに、関係があるかもしれないと思いませんか?
つい数日前にも、アメリカでの肥満率は、今後さらに増加を続けそうだという研究が発表されたというニュースを見ました。
人間の食欲を直接高める薬剤が使われていたということが発覚したら大問題になるかもしれませんが、牛の食欲を高めるための薬剤であって、人間への影響は故意ではなく、避けられない副作用にすぎないということならば、笛は吹かれず、スルーされるでしょう。
人間の食欲が減退する作用があったら、すぐにでも改善しなければとなりますが、食欲が増進するならば、むしろ好都合となってしまったりするのではないでしょうか?
こんなことも考えておく必要があると思っています。
ダイエットを意識している人なら、知っておかなければならないことだと思います。
これらのことを強く意識するようになったきっかけがあります。
あるお店でステーキカレーを食べて、それが美味しかったので、友達にもすすめました。
それで、その友達もそのステーキカレーを食べて、
「あれはやばいなあ、くせになる。妙な中毒性がある。」と言いました。
やっぱり、そうなのかと思いました。
自分も、「また食べたくなる、妙な中毒性がある」と思っていたので、自分だけではなくて、他の人もそうなのだと思いました。
その店のカレー自体は、おいしいとはいえ、それほど特別なものというわけではないので、やっぱりステーキには、ちょっと特別な恐ろしさがあるのだろうなあと、そんなふうに思ったのでした。
そのときは、その程度の認識だったのですが、あらためて、牛を育てる際の薬剤の使われ方などを知るようになって、もしかしたら人間の脳にも影響があっても不思議ではない、むしろ影響があると考える方が自然なのでは、と考えるようになりました。
「自分の食欲がおかしい、どんどん食べたいと思ってしまう。」という人も、
それは、もしかしたら、そういう作用のある薬剤などが影響している可能性があるのかもしれません。
まあ、そういう影響も考える必要のある時代なのだということは知っておく必要があると思います。
ちなみに成長ホルモンの話は、牛だけの話ではなく、家畜全般の話です。
次回も、食欲が激しく増進してしまう原因、特に脳が激しく興奮してしまう原因について、お伝えしたいと思います。
草を食べて成長していた牛に、トウモロコシを食べさせることによって、出荷する大きさに育つまでに2年掛かっていたのが、半年しか掛からないようになりました。
トウモロコシすごいって話なのですが、実際はトウモロコシだけで早くなったわけではありません。
エサだけではなく、さまざまな成長ホルモン剤や抗生物質なども使うことによって、牛の成長のスピードが劇的に速くなったのでした。
特に成長ホルモンは、成長が速くなった重要な要素です。
成長ホルモンとはどういうものなのでしょうか?
成長ホルモンという言葉どおり、成長を促進させるホルモンですよね。
具体的には、タンパク同化作用といって、体をはやく大きくさせる働きがあります。
そして、他にも重要な働きがあります。
それは、食欲を増進させる働きです。
すでにおなかがいっぱいであっても、もっともっと食べたいと感じるようにさせる働きです。
おなかがいっぱいでも、どんどん食べたいと感じさせて、ひたすらエサを食べ続けさせ、すごいスピードで成長させることができるようになるのです。
成長ホルモンというものは、そういうものなのです。
牛の場合は、耳にピアスみたいなのが付いていて、そこから薬剤が、脳の中枢に作用していきます。
ちなみに、日本で育てる牛には、基準が厳しくなっています。
成長ホルモンなどがたくさん使われている牛の肉などを食べた場合、どういう影響があるのでしょうか?
長期的にガンになりやすくなるというような研究はいくつも見られます。
それも怖いのは怖いですが、現実的には避けられないリスクなのかなというのが、現状です。
そういう長期的な話は置いておいて、今回話したいのは、短期的かつ直接的な影響の話です。
こちらの研究はほとんど見つけられません。
食欲が激しく増進するホルモンを与えられて育った牛の肉などを食べたら、人間は食欲に影響が出ないのでしょうか?
もしかしたら、影響はほとんどないのかもしれません。
でも、冷静に考えて、影響がないと考えるのは、ちょっと無理があるように思えませんか?
かなり影響が大きい可能性が高そうだと思っておいた方が、よいだろうと考えています。
アメリカ人の肥満の割合がどんどん高くなっていってることに、関係があるかもしれないと思いませんか?
つい数日前にも、アメリカでの肥満率は、今後さらに増加を続けそうだという研究が発表されたというニュースを見ました。
人間の食欲を直接高める薬剤が使われていたということが発覚したら大問題になるかもしれませんが、牛の食欲を高めるための薬剤であって、人間への影響は故意ではなく、避けられない副作用にすぎないということならば、笛は吹かれず、スルーされるでしょう。
人間の食欲が減退する作用があったら、すぐにでも改善しなければとなりますが、食欲が増進するならば、むしろ好都合となってしまったりするのではないでしょうか?
こんなことも考えておく必要があると思っています。
ダイエットを意識している人なら、知っておかなければならないことだと思います。
これらのことを強く意識するようになったきっかけがあります。
あるお店でステーキカレーを食べて、それが美味しかったので、友達にもすすめました。
それで、その友達もそのステーキカレーを食べて、
「あれはやばいなあ、くせになる。妙な中毒性がある。」と言いました。
やっぱり、そうなのかと思いました。
自分も、「また食べたくなる、妙な中毒性がある」と思っていたので、自分だけではなくて、他の人もそうなのだと思いました。
その店のカレー自体は、おいしいとはいえ、それほど特別なものというわけではないので、やっぱりステーキには、ちょっと特別な恐ろしさがあるのだろうなあと、そんなふうに思ったのでした。
そのときは、その程度の認識だったのですが、あらためて、牛を育てる際の薬剤の使われ方などを知るようになって、もしかしたら人間の脳にも影響があっても不思議ではない、むしろ影響があると考える方が自然なのでは、と考えるようになりました。
「自分の食欲がおかしい、どんどん食べたいと思ってしまう。」という人も、
それは、もしかしたら、そういう作用のある薬剤などが影響している可能性があるのかもしれません。
まあ、そういう影響も考える必要のある時代なのだということは知っておく必要があると思います。
ちなみに成長ホルモンの話は、牛だけの話ではなく、家畜全般の話です。
次回も、食欲が激しく増進してしまう原因、特に脳が激しく興奮してしまう原因について、お伝えしたいと思います。