前回は、ストレスで太るorストレスでやせる？でした。
http://ameblo.jp/pink-diet/entry-10580478344.html
ストレスの種類によって、食欲が増すものと、減退するものがあるということでした。
例えば、イライラは食欲を増進させるストレスで、緊張感は、食欲を減退させるストレスです。
今回は、「なぜ、芸能人はやせられるのか？」です。
芸能人やモデルは、苦しい食事制限ダイエットでもうまくいく（続けられる）人が多いのは、なぜなのでしょうか？
仕事だから、というのも、もちろん正解です。
やせることも大切な仕事であるので、苦しくても、ダイエットを頑張って、やせることができてしまいます。
仕事である以上、通常の「やせたい」というモチベーションとはレベルが異なるというのは、わかると思います。
そして、モチベーションが異様に高いということに加えて、もうひとつ重要なことがあります。
それは何かというと、
目標が違う（＝目指しているものが違う）ということです。
やせることを最大目標とはしていないということです。
「ドラマや映画の役を見事にこなしたい」、「人気が上がって欲しい」、「もっと注目されたい」などが最大目標であって、「やせること」はそのための単なる通過点にすぎないのです。
「やせること」、「体重を減らすこと」を最大目標にすると、体型や体重への執着心が極端に高くなってしまいます。
そして、結果的に食べることへの執着心も極端に高くなって、食べることに心を支配されてしまいます。
当然ながら、ダイエットは続かなくなってしまい、リバウンドしてしまうのです。
芸能人やモデルが、苦しい食事制限ダイエットを耐えられるのは、モチベーションが極端に高いことに加えて、やせることを最大目標とはしていないからなのです。
やせることは、単なる通過点にすぎず、予選のようなものと考えているのです。
「私が本当に戦うのは、ここではない。」
そんな意識なのだろうと思います。
最大の目標が、「やせること」ではないので、食べることへの執着心にとらわれすぎずにすむのです。
他にも、やせることを最大目標とはしていないため、どんな無茶なダイエットでも続けられてしまう人たちがいます。
たとえば、「フルマラソンの42.195kmを３時間半で走りたい。」という強い思いを持っている人は、その目的のために食事制限ダイエットが必要ならば、それを続けられます。
短距離走でもそうです。
もっと速く走りたいという強い願望を持っている人は、その目的を達成するためなら、つらい食事制限ダイエットも十分に耐えるられるという人が多いです。
やせることが最大目標なのではなく、「はやく走ること」や「目標タイム」が最大目標となっていて、「やせること」が目標達成のための必要条件にすぎないからです。
「やせること」は最終目標ではなく、単なる通過点だということです。
このように、「心が何に一番執着するか」によって、苦しい食事制限ダイエットが続いたり、続かなかったりします。
これで、苦しくても食事制限ダイエットが続く場合というのが、理解できたと思います。
「やせること」を最大目標とせずに、他のことを最大目標にして、「やせること」を目標達成のための必要な条件の一つにすぎないようにしてしまえばよいということです。
これであなたも、苦しい食事制限ダイエットでも続けられそうだと思いませんか？
でも、残念ながら、そんなにうまくはいかないと思います。
というのも、心はそんなに自由にコントロールできるものではないからです。
「食事制限ダイエットの苦しさなんて、目標を達成したいという思いの強さからすれば、へでもない。」なんて思えるほどの目標は、ふつうは持てるものではないでしょう。
甲子園に出るんだとか、箱根駅伝に出るんだとか、それくらい目標に本気になれる状況なら、食事制限ダイエットが苦しくても、きっと続けられると思います。
でも、ふつうは、そういうのはないですよね。
ちなみに、陸上選手や芸能人・モデルなどは、摂食障害で苦しむ人の割合が特に高いことがよく知られています。
目標達成のためならば、苦しくて体や心がぼろぼろになっても、突き進むという人が多いのでしょう。
まとめ
「やせることに病的なほどに高いモチベーションを維持している人」
と
「やせることは目標達成のための単なる通過点という人」
は、苦しい食事制限ダイエットが続けられるということです。
今回は、どれだけ苦しいダイエットでも続けられる人はどのような人かを説明しました。
そんな厳しくてつらい条件を乗り越えようとするのではなく、無理なく続けられるダイエットを目指して欲しいと思っています。
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