1歳半検診から半年が過ぎていた。
電話のあった住んでた管轄地域の児童相談所
仕事で不在の夫に教わり
バスの路線を乗り継ぎ辿り着いた。
綺麗な建物で、でもレンガ造りの外観が
グレーっぽい全体の色が
先行きを不安視させた。
玄関を入ると待ってましたとばかりに
名前を聞かれ、担当の者です。と挨拶された。
検診でも受けたような検査を受けて下さいと促された。
なぜかと聞けば
現在の発達状態を把握させて下さいと懇願された。
なにか実験道具にでもされるかのような不安しか感じなかった。
優しく丁寧に説得は始まった。
検査するコトで、お子さんの現状の発達度合いが
前に受けた検診より更に詳しく解りますから。
そうすれば、預ける先もハッキリ特定できますよ。と
託児所の検討づけに、と促されれば従うだけだった。
別に通常の保育園でいいじゃん。と思ってたけれど
逆に検査を受ければ、そんなに異常ないコトもハッキリするだろうと
まだ楽観視していた。
母子一緒の部屋で
児童心理士と名乗る女性と
担当福祉司さんと入り
さまざまな遊具で遊ばせた。
時に大きく名前を呼ばれたり
小声で呼ばれたり
絵カードを見せられたり
ブロックを渡されたり
変わった形のボールを投げかけられたり
パズルを持たされたり
初めて見せられる遊具に
片っ端から手をつけては投げたり
口にくわえたりするハルキ
けれど
どんな問いかけや呼びかけにも
無言だった。
私が渡す玩具によっては
「ひゃははは~~~」と嬉しそうに可愛く笑った。
バインダー片手に
ハルキの反応をつぶさに書き留めていく姿は
プロなんだ。と圧倒された。