こんにちは。
東京ステーションギャラリーで開催中の「春陽会誕生100年 それぞれの闘い 岸田劉生、中川一政から岡鹿之助へ」へ行ってきました。
 
春陽会は、タイトルに「岸田劉生、中川一政から岡鹿之助へ」とあるように、1922年に知名度のある画家によって創立された、洋画団体です。
現在もあります。
 
創立から1950年代頃までの春陽会の歴史を、画家の作品とともに紹介されていました。
スタートした頃は、ジャンルにこだわらず自由に出品され、お互いに作品を批評しながら、次世代の育成も視野に入れて、足固めをしていったそうです。
 
団体の中にいると、良いことも良くないこともあるけれども、この1本道があればいいという、当時のメンバーの方の言葉も紹介されていました。
 
ヨーロッパから帰国した画家と、日本で芸術の世界を邁進してきた画家が、そりが合わずに、複数人が一度に退会するという時もあったようです。
 
お互いに作品に影響を与えながら、切磋琢磨をしていた様子が伝わってきました。
 
第二次世界大戦後に、公募を再開し、会の外部の仕事で活躍をしたり、賞を受賞する画家も輩出しています。