こんにちは。
大倉集古館で開催されていた「特別展 恋し、こがれたインドの染織―世界にはばたいた布たち―」へ行ってきました。
 
東京メトロの溜池山王駅から出て、大通りから坂を上がって、到着。
この道を通る時、大使館がたくさんある落ち着きのある大人の雰囲気を、いつも感じます。
 
インドは、昔から染織の高い技術を持っていました。
展示品は、日常生活で使うために作られたものが多かったです。
 
赤や黄色などの色を鮮やかに表現し、洗っても色落ちしない技術は、インドにしかできなかったそうです。
 
ベッドカバーもありました。
なんて豪華なベッドカバーと思いました(^^)
 
1枚作るのに3年はかかるという、カシミールショールも展示されていました。
大きな布に、あいている場所がほとんどないくらい、細かい刺繍が布の全面に。
 
インドの染織は、ヨーロッパをはじめとする外国に輸出されて、19世紀頃のヨーロッパでは、技術の高いインドの染織を持っていることが、上流階級のステータスだったそうです。
 
3メートル以上ある綺麗な布を、体に巻き付けて着ていたとか。
着心地は、どんな感じだったのでしょうか。
 
インドでは牛は神聖な動物とされているので、儀式で使う牛用のものも展示されていました。
 
全体的には、色は圧倒的に赤系が多かったです。
 
日本には、江戸時代にオランダを通じて入ってきました。
商人や茶人から伝わったそうですが、技術が高くて、きらびやかな所までは、真似はできなかったそうです。