こんにちは。
東京国立近代美術館で開催中の「ガウディとサグラダ・ファミリア展」へ行ってきました。
サグラダ・ファミリアは、今は、インターネットの技術の進化と観光客の増加によって、急ピッチで建築を進めているそうです。
 
「ガウディとサグラダ・ファミリア展」は、ガウディの建築の裏を見ることができる展示でした。
若い頃のスケッチや模型など、最初からとにかくきめ細かい!
そのきめ細かさが、サグラダ・ファミリアにそのまま表現されているようで、自然にガウディが設計したんだよな~と納得していきました。
 
芸術のお仕事をされている方は、別の仕事をしてから、または、別の仕事をしながら、好きで携わる方も多いですが、建築家のガウディは学生時代から、建築一筋だったんですね。
 
そして、ガウディの建築だけではなく、サグラダ・ファミリアの歴史にも感動しました。
 
産業革命によって、貧富の差が大きくなった社会の中で、貧しい人々が建築のために寄付をするというのが、ほとんど例を見ない中で、資金集めからスタートしている教会で、配布する冊子1つを通して、海外からも寄付金が集まってきて、建築が進められたというところが、すごいです。
当時は、集めるツールが、冊子1つ。
 
建築途中で、資金がなくなってしまっても、ガウディがある詩人に、設計を最後までせずに死ぬ権利はないと励まされたそうです。
最近は、観光客の数が戻ってきて、また資金が集まっているようです。
 
地元の人達の姿をキリスト教と関連づけて、こういう教会にしたいというガウディの想いを、スペインに行って実際に見てみたいです。
 
東京国立近代美術館の中がとても混んでいて、来月初め頃から、予約制での入場になるとのことでしたので、行かれる方は、早めに確認されるといいと思います。