怖い中、エレベーターで1階に下りフロントへ
フロントは若く可愛い女性に交代していた。
俺はフロントの女性に「508室の○○〇ですが、チェックアウトし車を出庫したいのですが?」
フロントの女性は「すいません、お車の出庫は朝6時にならないと出来ないのです。」
俺はフロントの女性に「頭がおかしいと思われるかもしれませんが・・・ゆっくり話しますね」
フロントの女性「はい?」
俺は「・・・ 黒い・・・ 部屋に出るんです・・・ 影が・・・ 出るんです・・・ それと・・・ 物が勝手に動くんですよ・・・ おかしいでしょ?」と伝えると
フロントの女性は顔が引きつり「かしこまりました!別の部屋をすぐに用意します。」
と足早にフロント後ろの別室に行きしばらくすると
フロントの女性「お待たせいたしました〇○○様、205号室のカードキーです」
俺「この部屋は・・・出ないよ・・・ね?」
フロントの女性「ハイ!大丈夫です!この部屋はまだ出たことが無いので!」
オイオイ・・・やっぱり508室は出るんかい・・・
オカシイ思ったわ 一人やのに部屋広いし、塩欲しい言うたら「お清め」か言うし、塩テンコ盛りやわ!205室まだ出たこと無いて!
心細く一人でエレベーターで2階にいった。
エレベーターの扉が開いたので廊下に出た。
目の前は真っ暗「エェ~明かり無しかよ~怖いな~なんも見えへんやんか」
2階は食堂とコインランドリーや各自動販売機と数部屋の宿泊部屋みで
当日は2階の宿泊客が居なかった為、廊下の明かりは付いてなかったみたい。
俺は何とか自動販売機の明かりを頼りに部屋を探した。
「2階の廊下も怖いなぁ~205号室どこにあるねん」
その部屋は非常階段の扉横でフロアーの端っこにあった。
205号室の室内は狭く暗かった、でも違和感は無かった。
「まぁしゃーないかぁ」
心細いが何とか寝れたけど・・・5時半に起きて直ぐにホテルをチェックアウトした。
おかげで寝不足で、心と体のリフレッシュどころか体調は最悪や。
もぅ人生で初めてや霊体験・・・怖かった~。
あのホテルは安かったけど・・・もうイヤ、二度と利用せん。
以上、人生初の恐怖体験のお話でした。
長々と読んでいただきありがとうございました。
後日、霊感が超凄い嫁に話したところ
嫁「そこの○○○○○○○はヤバいで、何でそんな宿を予約したん?」
俺「そんなん・・・値段安かったし・・・俺・・・しらんがな・・・」