私の実体験です。
胡散臭い内容ですが・・・
約10年前の3連休に遠方地へ一人で遊びに行った時のお話です。
朝から高速道路の渋滞に巻き込まれながらもゆっくり到着。
連休の初日なので、若い人から家族連れ、爺さんや婆さんまで人・人・人だらけ
人がいっぱいの街をブラブラした。
俺はオッサンで見た目や行動が変人らしく(家族が言いますねん)
不審者や痴漢に間違われへんよう
若い女性や警察に気を付けて目的地を目指した。
(なんでかな、よく職質されまんねん。警察しつこいし時間かかる)
やっと目的地の博物館についた。(当時はエジプト博をしていた)
黄金の装飾品や神々の銅像、棺おけ、象形文字の手紙を見ながら数千年前の歴史に
「ホ~、ヘ~、すごいなー」
たいした知識も無い俺は感動しつつ田舎者丸出しで迷子になりながらも博物館内を移動し
ミイラの本物を見て「昔のオッサンは小さいな~」と感動しながら出口へ
最後はお決まりのお土産コーナーへ。
どれもこれもボッタクリ価格で趣味悪い物ばっかり、業者のセンスないわ~
どないなっとんねんと思いつつお土産を物色した「何やねんこの趣味」と思いきや
誰か俺のお尻を触っている?
えー!どないしよー!思っていたらズボン後のポケットに手入れられそうになった。
財布が盗まれる!
スリや!
振り向いた瞬間
目の前には白髪のお婆さん(外国人)と目が合った。
鋭い眼光で俺を見ている、何か小声で喋っている(何語やネン?何しゃべってんネン)
睨み返すと、しばし沈黙・・・が続いた
この外国人の婆さん、事もあろうか俺の財布を盗もうなんざ百年早えーんだよ!
このクソ婆ぁぁと思いつつ
外国人の婆さんは、急に視線をそらし知らん顔をしはじめたけど
内心は凄く動揺していたと思う。
俺は睨みながら考えた。
痴女か?・・・スリは俺の勘違いか・?・・・
まだ挙動不審やし・・・焦っているな・・・共犯仲間はおるかな?・・・
警備員に言って警察呼ぶか?・・・
ん・・待てよ
警察が来たら事情聴取とか何やで時間かかるしな
警察署にも連れて行かれるし
後日、警察の確認とかで遠方地に再度来るの面度臭いし相手は外国人やしな。
絶対もめて時間かかりそうやな。
せっかくの休日やし、財布も無事やったし腹減ったし。
ややこしい事は止めとこか。
早々と外国人の婆さんを許すことに決めた。
趣味の悪いお土産の購入はせずに、お土産コーナーを出て振返ると
もうそこには外国人の婆さんの姿はなく
お土産コーナー付近からも居なくなっていた(やっぱスリやったんかな?)
博物館を出て中華街に行くことにした。
しばらく歩くと中華街があり、そこで美味しい中華を腹いっぱい食った。
食べたメニューは、 ラーメン 豚マン 春巻き チャーハン 知らん料理2品
苦しいわ 腹はやっぱり八分目やわ~
いつ行っても、中華街は人が多いな~
さぁー怖い体験もしたし、そろそろホテルにでもチェックインするか
と、ホテルに向かうことにした。
まだ、この時はこの後に本当の恐怖体験をするとは知らなかった・・・。
つづく