ある事件~終章~ | 登竜の道筋

ある事件~終章~

そして、その日がきた。


修学旅行の2日目の班行動。


オレ達のグループは確かに計画を作った。


だが、計画表を誰も持っていなかった。


もちろん、先生は持っているが、叱られると思い黙っていた。



各班が自分達が作った計画表を見ながら散って行った。


そして、ノブの一言が決定打だった。


ノブ「他の班の後ろ着いて行こ。
別にオレ達行きたい場所とかないしさ。」


……そして、ある班の尾行作戦が始まった。


ただし、ここで何故尾行と表現したか察しの人は分かると思うが…気付かれない様に後ろに着いて行ったのです。


当時…名探偵コナンはアニメでやっていたことから、オレ達は少年探偵団みたいな事をしていたのだ。


そして、尾行も成功し、京都の文化を楽しんで修学旅行は終わった。



修学旅行を終えて、連休を挟んだ後の登校。



今でも忘れない…担任の一言。


担任「悲しいお知らせですが、うちのクラス内に計画通りに班行動をしていないグループがある。
正直に後で先生に報告してください。
そして、反省してください。」


……班長のオレが怒られるんだろうなぁ。


この事しか頭になかった。


そして、いつの間にか放課後になってた。


ノブとマサがオレを捕まえて廊下に引っ張りだされた。


そこには既にみゆ・ユキ・アユが集合してた。


そして、みんなで先生に謝りに行った。


もちろん、スゲー怒られた。



これが人生で初めて親以外に怒られた瞬間であり、始まりだった。