どこかの書評で目にとまり、タイトルにもひかれてそのまま予約。
読みやすいのでついつい最後まで読みました。
(画像はお借りしました)
概要(「家族解散まで千キロメートル」浅倉秋成 [文芸書] - KADOKAWAより)
〈家族の嘘〉が暴かれる時、本当の人生が始まる。どんでん返し家族ミステリ
実家に暮らす29歳の喜佐周(きさ・めぐる)。古びた実家を取り壊して、両親は住みやすいマンションへ転居、姉は結婚し、周は独立することに。引っ越し3日前、いつも通りいない父を除いた家族全員で片づけをしていたところ、不審な箱が見つかる。中にはニュースで流れた【青森の神社から盗まれたご神体】にそっくりのものが。「いっつも親父のせいでこういう馬鹿なことが起こるんだ!」理由は不明だが、父が神社から持ってきてしまったらしい。返却して許しを請うため、ご神体を車に乗せて青森へ出発する一同。しかし道中、周はいくつかの違和感に気づく。なぜ父はご神体など持ち帰ったのか。そもそも父は本当に犯人なのか――?
ネット配信のオリジナルドラマ向きかもしれません。
なんというか、まるでAIが書いたんじゃないかと思うストーリー展開。
ミステリーっちゃあミステリーです。
そして「家族」がテーマでもある。
でもなぁ・・・
ドキドキの中身がどんどんすり替わり、「家族」の物語も溶解していく奇妙な展開。
オチも弱く、徒労感が残りました。
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この頃、借りてくる本にあたりが少ないです。
最近のハズレを列挙します。
橋本治のかけこみ人生相談(橋本治)
セヴァストーポリ(トルストイ・・・この本は文体と表記が古くて1ページも読めませんでした)
60歳のトリセツ(黒川伊保子)
半落ち(横山秀夫)
海の見える風景(早川義夫)
その禅語、決まった時だけ掛けていませんか(岩崎宗端)
照子と瑠衣(井上荒野)
ややアタリだったのは
世界史と地理は同時に学べ!(山崎圭一)
鬼の筆(春日太一)
事務に踊る人々(阿部公彦)
灯台へ(ヴァージニア・ウルフ)
昔は橋本治とか岸田秀とか夢中になって読みましたが、今読むと・・・
年を重ねると響く本も変わります 笑笑。
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本はハズレでしたが、早川義夫の往年のヒット曲をあげます。