『家族解散まで千キロメートル』 by 浅倉秋成 ♬サルビアの花 早川義夫 | ☆ Pingtung Archives ☆

☆ Pingtung Archives ☆

60代おばちゃんの徒然です。映画やドラマ、本、受験(過去)、犬、金融・経済、持病のIgGMGUSそして台湾とテーマは支離滅裂です。ブログのきっかけは戦前の台湾生まれ(湾生)の母の故郷、台湾・屏東(Pingtung)訪問記です。♬マークは音楽付き。

どこかの書評で目にとまり、タイトルにもひかれてそのまま予約。

読みやすいのでついつい最後まで読みました。

(画像はお借りしました)

 

概要(「家族解散まで千キロメートル」浅倉秋成 [文芸書] - KADOKAWAより)

〈家族の嘘〉が暴かれる時、本当の人生が始まる。どんでん返し家族ミステリ


実家に暮らす29歳の喜佐周(きさ・めぐる)。古びた実家を取り壊して、両親は住みやすいマンションへ転居、姉は結婚し、周は独立することに。引っ越し3日前、いつも通りいない父を除いた家族全員で片づけをしていたところ、不審な箱が見つかる。中にはニュースで流れた【青森の神社から盗まれたご神体】にそっくりのものが。「いっつも親父のせいでこういう馬鹿なことが起こるんだ!」理由は不明だが、父が神社から持ってきてしまったらしい。返却して許しを請うため、ご神体を車に乗せて青森へ出発する一同。しかし道中、周はいくつかの違和感に気づく。なぜ父はご神体など持ち帰ったのか。そもそも父は本当に犯人なのか――?

 

ネット配信のオリジナルドラマ向きかもしれません。

 

なんというか、まるでAIが書いたんじゃないかと思うストーリー展開。

ミステリーっちゃあミステリーです。

そして「家族」がテーマでもある。

 

でもなぁ・・・

ドキドキの中身がどんどんすり替わり、「家族」の物語も溶解していく奇妙な展開。

 

 

オチも弱く、徒労感が残りました。

 

*******************

この頃、借りてくる本にあたりが少ないです。

 

最近のハズレを列挙します。

 

橋本治のかけこみ人生相談(橋本治)

セヴァストーポリ(トルストイ・・・この本は文体と表記が古くて1ページも読めませんでした)

60歳のトリセツ(黒川伊保子)

半落ち(横山秀夫)

海の見える風景(早川義夫)

その禅語、決まった時だけ掛けていませんか(岩崎宗端)

照子と瑠衣(井上荒野)

 

 

ややアタリだったのは

 

世界史と地理は同時に学べ!(山崎圭一)

鬼の筆(春日太一)

事務に踊る人々(阿部公彦)

灯台へ(ヴァージニア・ウルフ)

 

 

昔は橋本治とか岸田秀とか夢中になって読みましたが、今読むと・・・

年を重ねると響く本も変わります 笑笑。

*********************

 

本はハズレでしたが、早川義夫の往年のヒット曲をあげます。