コンサート当日(12/14)の2日前にツイッターで見かけ(←急に決まったらしい)、家から近いので何気なく行ってみたリサイタル。
いや~、音が体に沁み込みました。
音楽堂anoano は、おそらく30-40人がちょうどよい収容人数の小さなホール。
演奏者の息づかいも聞こえるほどの至近距離で、技巧的な曲目の生の音に浴するのは新しい体験でした。
ささやかな「楽屋」から控えめに登場した、今をときめくヴァイオリンとピアノの名手は、いったん楽器に向かうと隙のない演奏で聴衆を惹きつけます。
そもそも、こんな至近距離でヴァイオリンの音色を聴く機会は発表会か結婚式の披露宴ぐらいのもの。
それよりも狭い空間で、紀尾井町ホールぐらいで演奏するのがちょうどいい感じの曲が、次々と演奏される・・・
ブルートゥースで飛ばしたデジタルな音に慣れ切った耳が覚醒し、ここはどこ? という感じでした。
東亮汰は反田恭平率いるJNO(ジャパン・ナショナル・オーケストラ)のメンバーで、日本音楽コンクール1位ほか多数の受賞歴のある演奏者。そして、ピアノは尼子裕貴。ふたりとも桐朋学園大学の修士1年で特待生とあります。
尼子さんは、娘が通っていたピアノ教室の先輩でもあります。
毎年 Musicasa で開かれる発表会で、いつも素晴らしい演奏を聴かせてくれました。
やっぱりピアノの道に進んだのね。
これからも演奏を聴きに行きます。
アンコールの曲は ドヴォルザーク 『我が母の教え給いし歌』(クライスラー編)
二人の演奏で