上海の欧州系企業で働く平社員の日記 -816ページ目

大雨の古城街道

前の日に、同僚と話をして、古城街道に行こうという話になっていた。ただ、その前にハイデルベルグの町の行き方を覚えてもらうべく、ハイデルの町に立ち寄ることにした。個人的には、ドイツ全体の道路地図が欲しかったのと、Citibankでお金をおろしたいという2つの理由もあった。ハイデルでランチを食べて、古城街道方面へ出発。しかし、朝から降っていた雨は激しさを増し、とてもじゃないけど、車の外に出られる雰囲気ではなくなっていた。結局、途中ほぼノンストップで約2時間で古城街道を駆け抜け、Heilbornnからアウトバーン経由で戻ってきましたとさ。


夕飯は、アウトバーンの出口のそばにあるHGという中華料理のお店と思いきや、Thailand & Chinese foodだって。しかも、メニューの中には、ナシゴレン(インドネシア料理だろうに)もあったりと、ドイツ人のアジア観を色濃く反映したお店になってました。箸と白いご飯が出たのは嬉しかったものの、味は今イチ。

村祭り

今日は特に予定はなかったんだけど、Heidelbergまでの道をもう一度確認したかったので、朝からアウトバーン経由でハイデルへ。ただ、お店などは全部閉まっているので、駐車場の入り口などを確認してから、ネッカー川沿いにしばらく進んでみる。

日本の道と違って、ドイツの道は路肩の部分があまり取っていないので、景色が良いなと思っても、Pのマークがあるところまで行かないとダメなので、気軽に写真が撮れないなぁという感じで、ハイデルを出て2つ目ぐらいの町で折り返す。

お昼少し過ぎに村に帰ってきて、Lunchを取ってから、少し村の中を散歩してみる。駅に通じる道を駅とは反対の方向に進むと、左手に公園があるのがわかった。公園の中をぶらついていると、丘の上にある施設にお年寄りとおぼしき人たちが入っていくのが見えた。(どうやら、これは温泉施設らしいという情報を後で聞いた)

再びアパートに戻ろうとして歩いていると、通りに飾り付けがしてある事に気がつく。さらに、仮装をした人たちが、村のメインストリートの奥にある教会に向かって歩いていくのも見えた。もうすぐ祭りが始まるらしい。そこで、部屋に戻って窓から覗いてみるが、見物の人たちは、もっとずっと教会よりの方にしかいない。ひょっとして、家の前まで来ないんじゃないか?と思い、再び家を飛び出して通りの奥の方へ。しばらく待っていると、ブラスバンド?の演奏が聞こえてきて、思い思いの仮装をした人たちがパレードをしてきた。各チームごとに、山車のようなカートのようなものを引っ張ってきて、お菓子やお酒を見物人に振る舞っている。そのパレードも4時過ぎには終了。パレードが終わると、蜘蛛の子を散らしたようにひっそりとなった。

6時過ぎに、1週間遅れでドイツにやってきた日本人同僚から電話。晩ご飯を食べに行くことにする。村の中に数軒のレストランがあるうち、1軒目のギリシャレストランらしきところは既に満員。45分後に来てといわれるが、待つこともできないので、もう少し通りの奥にあるイタリアンのお店へ。イタリア語とドイツ語混じりで話す不思議な店員さん以上に驚いたのは、さっきの仮装行列に参加していたと思われる人たちが、そのままの格好でかなり盛り上がっている。うるさいなーと思いながら、なぜかTokioという名の付いたサラダ(実際はツナの入ったサラダ。日本人は魚ばっかり食べると思われているに違いない)と、ピザをいただく。めちゃくちゃうまいとは思わないけど、ま、そんなに高くないし、こんなもんでしょうねという感じ。

町さいぐだ・・・。

車の運転に慣れる意味も含めて、ハイデルベルクまでドライブ。30分くらいで行けるらしい。ただ、車に搭載されているNaviが使い物にならない事が判明し、Naviの的はずれな指摘を無視しながら、ひたすらHeidelbergという看板の指示だけを頼りに向かう。ただ、ハイデルの中に入ってから、どこに車を駐車すれば良いかが分からない。しかも、気がつけば細い一方通行になっていたり、かなり心細くなったところに、かなり偶然にP13という駐車場を見つける。ベンツで入ると、駐車場の入り口が狭く見えて仕方ない。でも、後戻りする方法も分からないので、とにかく突っ込んでみる。これで、多少車幅感覚がつかめたかも。

ハイデルでは、まずお城を見学してから、町中に下り、日本で言う歩行者天国になっているメインストリートを散歩する。地図は絶対ゲットすると決めていたので、本屋を集中的にあたる。2件目で地図売り場を発見する。16ユーロのドイツ全体図か、13ユーロの住んでいるところの周辺図か迷ったけど、結局周辺地図を購入。理由はハイデルなどの拡大図があったから。さらにStarbucksを見つけて入ってみる。Tall latteを注文するけど、日本とちょっと味が違うね。牛乳のせいだと思うけど、なんかすごく甘く感じる。

一通りの用事を済ませて駐車場に戻ってきた頃には、駐車場もかなり埋まってきていた。やっぱり日曜日にお店が閉まるから、みんな土曜日に活動するというのがよく分かる感じ。Naviは使い物にならないけど、今度は地図があるから大丈夫だからと安心して出発。ところが、これが大間違いの始まり。どういう訳か、ネッカー川を渡って、北に向かえばいいと思いこんでしまっていて(よく考えれば、村は南なのに)、気がつけば見知らぬ町並みを走っていて、さらに進むとハイデルベルクは、ここで終わりですという標識まで。仕方なく、最初に見つけたP印を頼りに一時停車。Dossenheim(ドッゼンハイム)という町に来てしまったらしい。とりあえず、買ったばかりの地図を広げて場所を確認する。どうやって戻ろうかと不安になったところ、アウトバーンの5号線というのを南下するのが一番簡単である事が判明。

図らずも、アウトバーンデビューと相成りました。AS Heidelberg/Dossenheimという入口から乗って、カールスルーエ方面へ。ほんとに近い距離なんだけど、降りてからの道順を確認するために、PAにも寄ってしまった。隣村の名前のついたインターチェンジで降りる。あとは、村の看板に従って進めばOK。途中で気がついたんだけど、この風景は、初日にShuttleで通ったときに見たのと同じという事が判明。これで、だいぶ自分の村の周辺の状況が見えてきた感じ。

帰りに初めてのお洗濯をするために、いつものスーパーに立ち寄る。電車通勤の頃はまとめ買いができないから、毎日顔を出していたからね。買い物まで終えて無事帰宅。大冒険みたいだけど、8時半過ぎに出て12時半には戻ってきましたとさ。

戻ってきて、早速お洗濯のスタート。マニュアルがすべてドイツ語なので、勘だけが頼りで格闘していると、呼び鈴が鳴る。知り合いなんかいないと思って覗いてみると、怖そうなオッさんがうろついていて、向かいの部屋に入っていくのが見えた。怖くなって無視をして良かったと思ったら、また呼び鈴が鳴る。ま、殺される事はないだろうと思って、ドアを開けると、大家さんの旦那さんと息子だという。家の具合に問題がないかを見に来たという。早速、電球が切れているのと、台所のドアの立て付けが悪いという話をすると、ドアはすぐ直してくれた。ただ、電球は切れたものを回収しただけ。電気屋さんが月曜日にならないと開かないから、月曜日にまた来るねという。ま、交換してくれるだけましかと思いOKする。月曜日に仕事から戻ったら連絡することになった。

多分、大家さん一家はうちの会社の利用で生活しているんだよね。だから、すごい親切にしてくれるのかな?