あれ?湯圓は? | 上海の欧州系企業で働く平社員の日記

あれ?湯圓は?

おはようございます。

昨日とは打って変わって静かな朝ですと言いたいところですが、まだ散発的にドンパチやってますね。ひとまず昨日の元宵節をもって、もう春節は完全に終わりです。

日本で言えば、成人の日の連休も終わって新年ムード一掃てなところでしょうか。以前は成人の日は1月15日で固定で小正月を祝うのも多少兼ねていたのかと思いますが、いまやハッピーマンデーのおかげで、なんでこの時期に成人式なん?という風情のない日になってしまったような気がします。

ところで、昨晩は新年最初の満月を祝う元宵節にふさわしい本当にキレイな満月でした。昨日の記事に、どんな元宵節になるか楽しみと書いた手前、どんな感じだったか簡単に振り返っておきましょう。

まずは、朝食前に近所の祠2カ所にお参りです。お線香の他に、花火と爆竹を持参。どちらも畑の中にポツンと立っていました。1カ所目だけ中に入れてもらったのですが、中には石板に彫られた道祖神風の夫婦神様が祀られていました。この神様、約200年前との説明を受けましたが、光緒11年と彫られていたところを見ると、日本の明治18年、1885年のものですね。200年には及ばずとも、126年前でも十分伝統を感じます。

1987年に亡くなったうちの一番長生きだった爺ちゃんでさえ、明治32年、1899年生まれですからね。古すぎて想像できないぐらいより、このぐらいの古さで身近なものと比べる方が、妙にリアルに感じますね。

お線香でお参りしたあとは、祠のところで、花火と爆竹を打ち上げて、パンパン鳴り響く中、そのまま立ち去るのが、こちらの流儀のようです。同じ事を、もう1つの祠でも行って、家に戻ります。

さて、お参りからかえってきて、湯圓はいつ食うのかな?なんて思いつつ朝食タイムです。この日は、いつものおかゆに加えて、春巻きなどの揚げ物が出てきました。朝から揚げ物?ちょっと重くね?と思われるかもしれませんが、おかゆに油条などの揚げ物をぶっ込んで食べる習慣のあるお国ですからね、アリと言えばアリなんです。

・・・オイラ的には、春巻きをおかゆにぶっ込むことによって、揚げたての春巻きのパリパリ感が失われるのが何とももったいないなと思うのですが(笑)

その揚げ物のなかに、楕円形でごまのついたもの、あとは焦げ茶色(てか焦げてた?)のまん丸のものがありました。ごまの付いている方は、以前会社の社食でも食べたこともあったのですが、まん丸の方を口に運んでみると、、、

これ湯園じゃん。

正確には湯(スープ)に入っていないので、湯圓とは言えないのかもしれませんが、餅米の粉で作った団子を油で揚げたものでした。

ハイ、あっけなく湯圓タイム終了です(笑)

これ以外には、昼食前に、春節の最初(大晦日の昼)と同じように、花火&爆竹をしたあとに、ちょいとお酒を飲みながら、少し豪華な食事をいただいた以外は、これまでの日と同じようにのんびりと過ごしました。

ただやはり、春節の大トリということもあって、使われる火薬の量はハンパなかったですね。ぶっちゃけ、春節の最初よりうるさかったんじゃね?ぐらいの勢いでした。

さて、これから準備をして、いよいよ上海に向けて移動です。夜はすてきな密会を企画していただいたのですが、まずはホテルにチェックインして、農村の垢を落として日本人モードに立ち返らないといけません。

農村の垢?

ご想像にお任せしますw

次は上海からの更新になると思います。