ドイツ生活スタート | 上海の欧州系企業で働く平社員の日記

ドイツ生活スタート

ついにドイツにやって来ました。


実は、ドイツの企業に勤めて約8年も経つというのに、初めてのドイツ出張だったりするのです。(前も書いた?)
ただ、Privateも入れると、1998年9月にポルトガルに旅行に行った際に、7時間のトランジットをフランクフルトで過ごしたことはあるんだけど、あのときは、空港に戻る電車を間違えて冷や汗をかいた思い出くらいしか残ってないので、実質初めてもドイツ。


荷物をPick upして、Meeting Pointに向かうと、会社のロゴが印刷された紙を持った怪しげなオッさんたちがタムロしている。会社が契約しているシャトルサービスってやつだ。その怪しい集団の中の1人に声をかけると、「おー、おまえか!待ってたよ」とやけに馴れ馴れしい口調(もちろん英語)で、語りかけられて、滞在先の村へ連れて行ってもらう。村までは南におよそ130キロ、約1時間の道のり。(130キロもあるのに、1時間で着くの?と白々しく聞いてみたら、"Because this is Germany!"と誇らしげに仰ってました。。。)

会社自体もかなりのCountry sideにあるんだけど、滞在先の村はそこからさらに数キロ離れた村で、村の不動産王Gさんが所有するフラット(アパート)に住むことになっている。(その村に滞在する外国人は、ほとんど例外なくうちの会社で働いている人だろうね。)

ホントに約1時間で村に到着。シャトルサービスのワゴンは、まずGさんの家の前に横付けされて、そこで大家のおばちゃんが乗り込んできた。住むことになるフラットは、そこからまた数分車で行ったところだという。
ようやく滞在先のフラットに到着。シャトルの運ちゃんと別れて、Gさんと一緒に部屋に入る。

「せ、せまい・・・・」



日本のワンルームの真っ青な20平米くらいのワンルームマンション。寝返り不能なソファーベッドとなぜか「福」という字の書かれた豚の貯金箱が印象的な小部屋を見て、少々愕然。そうすると、Gさんが、

「ヤパニッシュサイズ!ハハハッハ!!」

と高笑い。かなりテンションが下がったところで、おばちゃんがすかさず

「火曜日の夜には、もっと広い部屋に移れるから。会社から帰ってきたら電話してちょうだい」

だって。これで3ヶ月もいたら、絶対気が狂うと思っただけにちょっと安心。
到着後しばらく経って、会社のドイツ人から、明日の朝迎えに行くからね。よろしくという連絡も入り一安心。明日は初出社だ。