今日のグリルダッチオーブン調理は

しいたけとほうれん草たっぷりの「BIGな茶碗蒸し」と

「鮭の塩焼き」です



この外見から、すでにばれてしまっていると思いますが

茶碗「蒸し」とはいえ、蒸していません(笑)



卵液と具をガガーっと混ぜ、直接グリルダッチオーブンに流し入れ

魚焼きグリルでググッと一気に加熱するのみの

なんと楽な茶碗蒸し…(もどき)。



お仕事は豪快ですが…

ともすれば「手抜き!」と怒られそうですが…


手抜きに見えないひと工夫と、

文末には、時短調理する理由も添えていますので

良かったらご覧下さいね。



食卓ではオークスさんの水切りスプーンを添えたら

可愛い「仲良く取り分け 茶碗蒸し」になりました
 



■材料■(たっぷり4人分)


 <具>

・ほうれん草…1/2束(下茹でして冷水にさらし、絞っておきます)

・乾燥しいたけ…2枚

  (じっくり一晩水につけて冷蔵庫でもどすと美味です!

   時間がない時…熱湯+砂糖小さじ1で10分程で戻ります。

   もどした汁も使います。)

・今回は上記だけの貧乏茶碗蒸しですが(笑)、

 その他、鶏肉、銀杏などお好みで。ほうれんそうでなく三つ葉でも!


<卵液>

・卵…2個

・しいたけの戻し汁…400cc(足りなければ水を足します)

・粉末だし…小さじ1

・醤油…小さじ1

・みりん…小さじ1


<あん>←これが手抜きに見せないひと工夫!

・水…200cc  

・片栗粉…大さじ1

・粉末だし…小さじ1

・醤油…小さじ1

・みりん…小さじ1

(調味料は卵液と同じ分量で覚えやすくしました。

 水分量が少なく、卵液より濃い目に仕上がるのでアクセントになります)



■作り方■

①下茹でしたほうれん草を3cm程度に揃えておきます。

 もどしたしいたけは薄切りに。


②卵は割りほぐし、卵液の材料とすべてと、切りそろえた具も入れて
 
 よく混ぜ、グリルダッチオーブンに流し入れます。


③魚焼きグリルを予熱します(中火3分)

 グリルダッチオーブンをコンロ弱火で1~2分熱します。

 (グツグツはNGです。熱するまでに止めましょう。)


④グリルダッチオーブンにフタをして、

 予熱した魚焼きグリルに入れ、弱火で7~8分加熱します。


⑤加熱の間に、小鍋に「あん」の材料をすべて入れて混ぜます。

 弱火で熱し、とろみがつくまでよくかき混ぜ続けましょう。

 透明感が出ればOKです。


⑥茶碗蒸しに竹串をさして透明の汁が上がれば仕上がりです。

 泡消しも、卵液を漉す作業もしていないので

 こんなおそまつな仕上がり(下図)ですが、ところが…!?

  


⑦あんをかければ、たちまちつるんつるんの茶碗蒸しの完成

 


しいたけのうまみをしっかり感じられる茶碗蒸しです。

これは、工程といい具といい家庭内オンリー感満載なので、

お客様にはちょっと…!?と思いきや、

鶏肉などを入れたら、緊急のおもてなしも乗り越えられそう。

手早くできる割に、しっかり美味しかったですよ!



鮭の塩焼きも、初代くん(グリルピザプレート)に網を置いて…。

(網はグリルダッチオーブン付属のものです)

グリル内をまったく汚さず、お掃除が楽~!でした♪


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グリルダッチオーブンやグリルピザプレートでの「時短調理」が

大好きです。(今更、言わずもがなですが…笑)


今回の茶碗蒸しなどは、極端に時短調理だったので

例にしやすいですが、

料亭のように、可愛らしい器に静かに注いで、じっくり蒸し上げて…と

お上品に仕上げることは、もちろん、とっても大切だと思います。

卵液は、きちんと漉したらなめらかで美味しいし

泡消しをすれば見た目も美しい。

作る過程でも、いただくほうも、心が豊かになるものですよね



ただ、日々「やりきりたいこと」はお料理ばかりではなく…。



願望はあれど、繊細なお料理を毎日実現するのは

なかなか難しいものです。



だけど、毎日の元気を作るのは、毎日の食事。

体への栄養はもちろん、

おいしくて幸せを感じれば、心も元気になれる。

私なりに「できるだけ」真剣に向き合いたい!



あっと喜んでもらえるメイン料理を仕上げたい。

体のために、栄養満点な「もう一品」を添えてあげたい。

だけど、なるべく「必要最小限」の時間で…。



一分一秒を捻出できたら、

他の家事がもっとはかどったり、

家族やお客様ともっと会話を楽しめたり、

小さな子には、もっと思いっきり遊び相手になってあげられます。



時短料理って、家族やお客様を思う気持ちを応援してくれるもの。

そんなことを実感しながら

グリルダッチオーブンやグリルピザプレートと

もっと上手に付き合っていきたいな…と思っています


おや、主人から声が聞こえたような。



「手抜きに理由づけするなよ~(笑)」



こ…今度は、がっつりお肉のグリル料理にしましょうか(笑)