我が狭い庭に一本楊梅の木が立派に立っている。

 毎年、梅雨入りと共にあかあかとタワワに実ってくれる。
 手入れがしなかったせいか、今年の粒が小さくて甘くない!
 人に贈られない😓

 中国語では「楊梅」と書く。
 日本語ではヤマモモのままの漢字「山桃」 
 地方によって「やまうめ」とも呼ぶらしい。
 樹形が綺麗で育て易いから、近所の公園や人家の庭先によく植えられている。

 今年の夏が早かった!
 薄紅かピンク色の小さいな花をつけたとふいに気付き、もう!夏の本番がそこまでやって来た。
 微かに赤く光っている
 小さな小さな丸い赤粒
 少し見ないうちにもう熟し、甘酸っぱい独特の香りが漂う。
 鮮やかなオレンジ丸粒の凹みに目立つ暗い赤。
 暗い赤粒の突起に赤く黒く光る。
 まるで透き通る赤っぽい暗黒ビーズを満遍なく散りばめている。
 一粒をじっくり見ていたら、その表面の無数の暗い丸に惹き込まれそう。

 連日、雨が降り、小さい赤い実がウッドデッキに落ちてしまう。
 朝食のあと、拾うのは日課😆
 小さい実を拾って冷蔵庫へ、大粒なら、そのまま食べる。
 小粒たちを捨てることなく、母から教わった通りに砂糖漬け。
 白酒にたくさんのお砂糖でヤマモモの果実を漬け込んだリキュールの「楊梅酒」を。
 子供の頃、下痢になったら、よく飲ませた母の妙薬。

 明日、週一回、最も楽しい朝鮮族タンバリンダンスのレッスンに持っていきたい。

 小粒だけど、気持ちが大粒😎

   楊梅の落果
     狭庭の土を染む