山の高低起伏が烈しいけど、登る距離が割と短かった。
道もよく整備されて登り易かった。
バスの中でよく寝れたお陰で、デブオバサンは途中休憩せず、一気に避難小屋まで登り上がった。
小屋に近づく閑散な木階段から小雨が降り始め、上がれば上がるほど、ところどころで突風に煽られ、寒気がしたわ!
山を超えようと吹いてきた山背風のようだ。
小屋にたどり着くと、お腹もちょうど空いてきた。
お昼にしようと山小屋に入ってみた。
登山客がいっぱいで、皆さんは仲良く隙間無く膝を並んで座っている。
独特の山小屋匂いが充満している。
お山では安心できる人の匂いが淀む中、お握りを食べたくなかった😜
暖を取ることを諦め、一枚防寒服を足して、山小屋の縁側で食糧袋を開き、激しく吹きまくる狂風を背に、タマゴサンドと栄養食を齧り、いつも水代わりに持ってる胡瓜丸2本も完食した。
風が吹けばデブオバサンが痩せて儲かる心構え😎
登頂途中、刺々しい岩場で激しい風に吹かれ、一人で酷く楽しくなったよ。
・岩嵐を呼ぼう〜
半端ない高揚感😉
秋の靄がすぐそこまで立ちこめているよ!
頂上、小さな鳥居が立ってる。傍で記念写真を撮り、多少平らの岩に寄りかかって目を閉じ、風を聴く。
ひゅうひゅうと岩ゴロを鳴らす乾いた風。
冷たい額から首筋へ滑って行く風。
三つ編みの髪の毛でもばらばらに吹かれる風。
一日を、風がすいすい吹き通っていく気がした。
もっともっと来いよ風!
疾風に吹かれる勁草のごとく、
デブオバサンは
勝ち得る
堪える
やる
いくばくもない何かを乗り切る〜-