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OLD PING EYE2 /UPSIDE DOWN LOVER

名器中の名器、PINGのEYE2アイアンに今更ながらはまってしまった者です。

ここではEYE2アイアンの中でも初代に当たるUPSIDE DOWNモデルと、2代目に当たるEYE2 LITE、及び OTHERS PEND.モデルについて、ヘッド形状を比較します。

 

※なお、EYE2のモデルの特徴一覧は、過去の記事をご参照ください。

 

これらのモデルは溝形状の違いと重量の違いはよく記載がありますが、細かな形状も2代目以降で変化しています

 

では早速、7I同士のヘッドで比較します。カラーコードが異なる点はご容赦ください。

 

 

①重量比較

 

左から順番に、

     UPSIDE DOWN : 262.0 g

     LITE        : 246.0 g

     OTHERS PEND : 247.5 g

です。

 

UPSIDE DOWNに比べてLITE、OTHERS PENDとも15gほど軽量となっており、かなりの重量差です。ここで特筆すべきは、OTHERS PENDもLITE同様にヘッドが軽いという点です。なお、LITEとOTHERS PENDとの重量差1.5gは誤差範囲だと思われます。

 

※2019/7/13追記

ダイキンゴルフのご主人に、このあたりの話を伺ってきました。教えていただいたのは、この時期のEYE2(通称LITEと言われているPat Pending期~Others Pend.期)は、重量が一概に軽いわけではなく、通常と同様の重さの物もあったとのことです。軽いものは「Feather lite」の名称で呼ばれていました。勉強になります。

 

 

②ヘッド形状 :キャビティ部

 

上から順にUPSIDE DOWN、 LITE、 OTHERS PEND です。

一番大きな特徴は、UPSIDE DOWNのみ、ヒール側のキャビティのえぐれが大きい ことです。具体的にはキャビティ内のEYE2の文字の右側のスペースが、よりえぐれているのが分かります。

 

この点について別の見方をすると、UPSIDE DOWNでは、カラーコードを示すドット(瞳)が、キャビティ内で「PING EYE2」の文字を含めた「目」の枠の中で丁度左右均等の中心に位置しています(左右からほぼ30mmの個所)。

 

しかし、LITE以降ではヒール部に重量を寄せて埋めつつ、キャビティ内の文字配置などは大きく変えていないため、瞳の位置が相対的に右寄りとなり、中央からずれた位置となります。

なお、写真の角度の都合上キャビティの深さが異なるように見えますが、実際には大きな差はありません。

 

私としては、初代こそEYE2マークのデザインについて調和のとれた美しいモデルだ!と勝手に思っています。

 

③ヘッド形状 :ソール部 形状

  

 

左から順にUPSIDE DOWN、 LITE、 OTHERS PEND です。

写真ではわかりにくいかもしれませんが、UPSIDEDOWNではバックフェース側のソールがヒールからトゥにかけて比較的直線に近いのに対し、LITE及びOTHERS PENDでは、薄く弧を描くような形状になっています。また、上記のヒール側の重量配分がLITE以降で増えたことを示すように、ヒール部もソール側から見ると、LITE以降では厚くなっているのが分かります。

このヒール部の厚みが増したことが、ソール後部が弧を描くようになったことの原因かもしれません。

 

 

④ヘッド形状 : ソール部 厚さ

 

 

今度はトゥ側からの形状を見ます。左がUPSIDEDOWN、右がLITEです。なお、OTHERS PENDはLITEと差が見受けられないため、割愛しました。

 

こちら、明らかにUPSIDE DOWNのほうがソール部が厚く、重心が低い設計となっています。実測値としては2mm強の差で、このあたりがヘッド重量の差に効いていると思われます。

 

 

ちなみに、ラディアスドU溝タイプでもヒール部の重量配分などはLITEと同様の形状が継承されているため、キャビティ内の形状については(+形状以外では)、UPSIDE DOWNだけが特異的であり、かつ瞳の位置のバランスが取れたものとなっています。

 

もちろんPING社は機能面を重視して形状を変更したのだとは思いますが、それでもUPSIDE DOWNの調和の取れた形状に魅力を感じます。