イギリス発 山日記&風景写真



また行ってしまった。

今年イースターに2泊し、ここのディナーに惚れこみ、かつオーナーらにもよくしていただき、いつかまた行こうと思っていたのだが、こんなに早く行くことになるとは思っていなかった。

今回も車でヨーロッパ大陸ドライブの旅。

おまけにこのホテルにはちょうど25日ともなり、ディナーもクリスマススペシャルだった。

ここのシェフは、アジアでのシェフの経験があるからか、めちゃくちゃ日本人好みの上品さ、美しさ、質、量なのだ。

今回で更に認識したが、私はここのレストランがヨーロッパ一だと思う。

ちなみにここは、車などでは行くことができず、スイスのstLucという町からでているケーブルカーにより、その駅から約2時間(それも雪の中)歩かなくてはいけない場所なのだ。こんな場所にこんなシェフがいて、こんな素敵なディナーを楽しめるということが奇跡に近い。

まずレストランからは、下界の夜景が見渡せる。もうこの夜景だけでも幸せ気分だ。

それからスイスワイン。スイスワインは、スイス国外ではほとんどお目にかかることはできないが、かなりよいのだ。大袈裟かもしれないが、スイスワインが世界で一番おいしい。(と私は思う。)

ここのオーナーがワイン好きであり、近くのワイナリーで、仕入れてくるという。

シェフ曰く、シエラとモンタナ間のワイナリーはどこもいいということ。今度はワイナリー巡りで、1日ぐらい余分に日程を組んでスイスワイン大量購入したい。

この日は、このスペシャルディナーのためにシェフにワインを選んでもらった。肉にも魚にもあうものすごい赤ワインであった。

それからスイスワインはどんなに飲んでもそれほど酔わずに、二日酔いには決してならないのだ。

料理はまずサラダから。生ハムとフルーツと新鮮なグリーン。選んでもらった赤ワインとも相性がよく、ここにまた来て、彼のディナーを楽しめることに感謝する。

それからバジルのスープ。なぜこんなに上品なクリームスープができるのか。ぎとぎと感など全くなく、本当に上品なクリームスープなのだ。
弟子入りしたい。

それから白身魚。非常に不思議なのだが、白身魚に合う赤ワイン。合うのだから仕方ない。

メインはローストビーフ。イギリスのようにぎとぎとなグレービーソースがかかっているのではなく、これまた上品なクリームソース。こんなに上品なローストビーフは生まれて初めていただいた。

それからさっぱりしたフライドポテト。イギリスのチップスと同じ種類の食べ物とは全く思えない。

これだけ食べても、幸せな満腹感のみであり、苦しさ感が全くないのだ。

デザートを最高に楽しむことができる最適な量なのだ。
これもシェフの技だろう。

それから、少々山小屋チックなところは、なんとおかわりができること。さすがに今日はおかわりしなかったが、こんな素敵な料理をおかわりさせてくれるのもなんだかすごい。

デザートは、アイスクリームとリンゴを品よく煮たもの。写真は撮り忘れたが、デザートまで最高であった。

Hotel Weisshorn
www.weisshorn.ch
(ドイツ語、フランス語のみ・・・・・・。このやる気のなさもなんとなく好き。ちなみにこのWEBから予約をしようとしたが、やはり意味がわからずあきらめ、ホテルに直接メールした。ホテルにメールすれば英語で返事くれます。)

今回ここに滞在したことにより、またここでディナーを楽しみたいという食欲により、来年の夏はオートルートの続きを歩くことにした。実はこのホテルはオートルートというトレッキングコース上にもあるのだ。へへ。

ちなみに念のため、、、ここは、いわゆる下界のホテルとは異なり、高級山小屋という感じです。それなので、都市の5つ星ホテル好みの方などには全くお勧めではありません。Tripアドバイザーなどの口コミも賛否両論あります。けれども私は、ここが大好きです。