十字架カワイアハオ教会

 

 

2017年、一日ゆっくりダウンタウンを巡ったことがありました。

 

イオラニ宮殿やカメハメハ大王像を見てぶらぶらしてるとき、なんとなく目に止まったのが道の向こう側にあるこじんまりした可愛い教会。

 

行ってみました。

 

教会の横手には、これまた可愛い建物が。

 

 

 

 

ルナリロ王のお墓のようでした。

 

おお、と思いましたが、若くして亡くなったハワイ王朝末期の王様、くらいの知識しかありません。ハイウェイの名前になっていなければ、名前を覚えていたかも怪しいです。

 

でもどうやら、この教会はハワイ王朝と関係が深いらしい。

 

教会の中に入り、分かったことは、教会の名前が「カワイアハオ教会」ということ、

ハワイ王朝最後の女王、「リリウオカラニ」のお葬式が行われた教会ということでした。

 

恥ずかしながら、どちらの名前も初耳。しかも覚えられそうにない音のつらなり…滝汗

 

自分でも少しショックだったのは、ハワイ王朝最後の女王を知らなかったことです。その直前、イオラニ宮殿の観光で、カラカウア王が渡航先で客死したこと、それを知ったときのクイーン・カピオラニの嘆きなどの話を聞いたばかりで、なんだか分かったような気になっていたのに、撃沈 orz

 

後で妹に「あのアロハ・オエ音譜を作ったひとだよ」と言われ、あ~そういえばそんな人いたなーと思いましたが、それが王位にあった人だなんて、全然むすびついていませんでした。

 

カラカウア通り、クイーン・カピオラニ公園、はたまたプリンセス・カイウラニに比べると、馴染みがなーい!なぜにそんな大事な人の名前がマイナーなの?と思って調べてみると、ワイキキにちゃんと「リリウオカラニ通り」があるし、ハワイ島には女王が日本からの移民のために作ってくれた「リリウオカラニ公園」があるのですね汗

 

 

そんなことよりも、驚いたことに、リリウオカラニは、50歳を過ぎてから、兄の死による王位継承、即位してすぐに起こされたクーデーター、幽閉生活、そして民衆同士が争うことを避けるための王位返上を経験したのですね。人生の半ばを過ぎてこの人に降りかかった運命は、なんて過酷だったのでしょう。。。

 

 

カワイアハオ教会に生えていた葉っぱが可愛かったので写真に撮りました↑↑↑

 

 

ハワイ王朝の終わり頃の王族は短命な人が多いですが(終わり頃に限らないのか?)、リリウオカラニは長生きしました。それから、ハワイの民衆にとても愛されていたということです。

余生は穏やかなものだったのでしょうか?そうだといいな、と思います。

 

イオラニ宮殿の裏にリリウオカラニの像があるとのことなので、今年行ったら見てこようと思います。

 

 

piney