ある日、げんごろうは郵便局に行きました。

ふと、局内を見渡すと

一瞬、駄菓子屋を思わせるようなものが・・・。


赤や青や黄色の「カラーボール」


もちろん、遊ぶためのじゃなく、防犯用の。


そこで、げんごろうの妄想が始まりました。

業務中に誤って落としてしまったらどうするんやろ・・・

本当に強盗がきたら、ちゃんと投げれるんやろか・・・

的が外れて、一般のお客さんに当たったらどげんするっちゃろか・・・

色って、ちゃんと洗ったら落ちるんやろか・・・人に害はないんやろか・・・

あぁ・・・投げてみたい、投げて(人じゃなく)何かにブチ当ててみたい・・・

ムムムムム・・・


悶々とした気持ちで、郵便局をあとにし

外気のムン!とした湿った空気にまとわれた瞬間、忘れました。

もっと、人生に役立つ思考回路を持ちたい・・・

なーんて、これっぽっちも思っちゃいないです。

意外と楽しいです。


あのカラーボールが使われることのないことを祈って。