知っていましたか?
脂って妊娠中の母体にも赤ちゃんにもとっても重要な栄養素なのです。
ものすごい根強いブームの『低脂肪』信仰のせいで、脂肪をとることが恐ろしいことのように考え、一生懸命ササミ肉食べたりしていたこともあったかもしれません。
でも、低脂肪がいいという説は、この、お腹の赤ちゃんを育てている時期には、特に危険ですらある考えなのです。
では、今日はなぜ、妊婦に脂肪が必要なのかを見ていきます。
妊婦に脂肪が必要なわけ
妊娠時、また、授乳時期において、脂肪は実際にいくつもの役割を果たしています。
1.脳の発達
恐らく誰もが、必須脂肪酸については聞いたことがあると思います。
(DHAなどで知られているかもしれません。)
必須脂肪酸は赤ちゃんの脳の発達に不可欠のものなのです。
妊娠時期、そして授乳時期には、赤ちゃんが得ることができる必須脂肪酸の量は、母親が摂取した量に依存しているのです。
なので、母親は良い油脂からそれらを摂取しなければならないのです。
良い量の必須脂肪酸が摂取されることが、健康的な体重の赤ちゃんにも関係しています。
母親が、脂肪を蓄えているということが非常に大切になってきます。
実際、研究でわかっていることには、妊娠12週から27週の間くらいまでに、母親は脂肪を蓄えなければならないということです。
この蓄えられた脂肪は28週以降に使われ始めて、授乳においても使われ続けるということです。
研究者が言うことには、その脂肪というのは必要な時に使えるためには、妊娠の中期以前に蓄えられている必要があるということなのです。
そうでもなければ、胎児の(脳の発達も含めた)発達が未熟になり、出産時体重も低体重になる可能性につながるということです。( American Journal of Clinical Nutritioによる)
単なる、”脂っこい食べ物” とか、”コレステロールの塊のような食べ物” を避けて、脳の発達に不可欠な栄養素が入っている、高栄養な食品を食べるようにしましょう。
その例として、卵の黄身などは、神経の発達に必要不可欠なコリンを豊富に含んでいる高栄養な食品といえます。
妊娠中に太りすぎないようにと注意するばかりに、それらの高栄養食品を避けて、必要な栄養が取れないことにならないように心がける必要があるでしょう。
2.母乳の質
母乳の質は、母親が食事で取り入れている脂肪の量に比例しています!母親が食事で摂る必須脂肪酸の量が直接母乳に含まれる必須脂肪酸の量に影響するのです。日本では、まだまだ、脂肪の大切さが広がっていない状況で、桶谷式など、低脂肪の粗食でおっぱいをだしましょう、と提唱しているところがほとんどなのですが、実は、脂肪はとても大切なのです。そして、脂肪ではおっぱいは詰まりません。
これは、ケイコママは体験積み。
おっぱいを詰まらせるのは、余計な炭水化物、糖質です!
脂肪を単独でいくら食べても、おっぱいは詰まりません。
脂肪は、また、滋養のある、栄養豊富な母乳を作るのを助けます。人間の赤ちゃんは、低脂肪ダイエットは必要ないのです!
母乳の50-60パーセントのエネルギーは脂肪からで、赤ちゃんは、典型的な大人の必要とする摂取コレステロールの6倍の量を母乳から摂取します。
低脂肪な食事にすると、乳児の脳の発達や、成長に欠かせない母乳の脂肪量が減るということがわかっています。
母乳の分泌が悪いと悩むお母さんは、食事を低脂肪食から、脂肪豊富な栄養豊富な食事に切り替えることで、母乳の量、質が変わったことに気がつきます。
母乳を搾乳して、哺乳瓶に入れて冷蔵庫に少しおいておくと、乳脂肪が表面に浮くのですが、低脂肪食から高脂肪食の食事に切り替えると、浮いている乳脂肪の層が分厚くなっていることに気がつきます。
3. 栄養素の吸収
脂肪は栄養素の吸収に欠くことができない要素でもあります。
多くの、本当に多くのビタミンは『脂溶性』で、つまりは、体が、そのビタミンを吸収するためには脂肪が必要なのです。
ホルモン類は全て脂肪に依存しています。
妊娠が継続するためにも、ホルモンは非常に重要な役割を果たすのですが、そのためにも脂肪は必須なのです。
ビタミン A, D, E, と Kは脂溶性です。そして、胎児の発育に必須のビタミンです。
ビタミン Aがないと、流産につながったり、低レベルで、生きながらえはしたけれども、臓器に悪影響を受けた状態になったりします。 動物実験では、目、鼻、歯のアーチに影響が出ると言われています。 腎臓、生殖器系も影響を受けます。そして、臓器が赤ちゃんの体内で綺麗に並ばないことが起こったりします。 ビタミンA は体内で、臓器が整列し、秩序立って並ぶことに働くビタミンなのです。
ビタミンDは肺の発達と、骨格の発達に欠かせないビタミンです。
ビタミンEは妊娠に不可欠で、また、科学者が発見していることには、母親の胎盤で栄養を運ぶのに欠かせないビタミンだということです。
ビタミンKは そこまで調べられていないのですが、赤ちゃんの発達に欠かせないビタミンだということはわかっています。ビタミンK1が植物に入っていて、K2 は発酵食品、また、牧草を食べた動物(放し飼いの鶏、放牧の家畜のバター)の脂肪に入っています。胎盤はビタミンK2 を保持して、赤ちゃんにゆっくり、でも確実に届け続けるのです。
これらの栄養素を妊娠中に体内で保ち続けるということが非常に大切なことになります。栄養素が欠如していると、流産の原因になったり、先天性欠損症の子供が生まれたりするリスクが高まります。そして、母親も、健康問題を抱えたり、うつ状態になることもあります。低脂肪ダイエットをしていると、高栄養な食材を避けることになってしまい、脂肪が少ないために、野菜に含まれる栄養素さえも吸収できないことになってしまうのです。
4.保護効果
動物実験でわかっていることですが、脂肪が豊富な食事を与えられた母親から生まれた子供は癌になるリスクが減っていました。(研究はこれ). また、他の研究では、母親が高脂肪食を食べていると、生まれた子供も高脂肪食を問題なく食べることができるということがわかっています。
母親が、低脂肪食を妊娠中に食べていたら、その子供は、いくら健康的なものであっても、高カロリーで高脂肪な食事に対してネガティブな反応を示してしまうのです。 高栄養な食事で満たされていない胎児は飢餓状態で、”脂肪を溜め込む”ことをプログラミングされるのかもしれません。 (研究はこれ ).
5.飽和脂肪酸
必須脂肪酸が母親と赤ちゃんにとっていいんだよ、という話については、頷いてくださる方も多いと思います。
でも、これは、赤ちゃんが必要としている必須脂肪酸だけの話ではないのです。
飽和脂肪酸(バターやココナッツオイル)もとても重要です。
人間の細胞膜の構成成分の半分は飽和脂肪酸からできていて、飽和脂肪酸は急速に成長している赤ちゃんのためのエネルギー源になっているのです。(妊娠中と授乳中に)
妊婦に飽和脂肪酸を与えて、ネガティブな結果を報告している研究もありますが、それらは、たくさんの欠陥があります。まず第一に、研究の資金を出している機関が、飽和脂肪酸に反対する立ち位置の機関だったりすることが多いです。それらの研究は高度に加工された食品を動物に与えていたり、精製された砂糖やでんぷんを脂肪とともに与えられていたりします。
人間での実験結果も疑わしいものが多く、そもそも、母親の血中に適度なビタミンレベルがないにもかかわらず、そのことは問題視されずに、乳児の問題だけ取り上げていたり。
それらの研究者は、低脂肪食、または、高栄養食のどちらが良い結果に繋がるのかを見つけようとできていないのです
6.便秘解消効果
高脂肪の食事を摂ることで、便が大腸を通りやすくなるのにはいくつかの理由があります。
- 消化されきっていない、脂肪が大腸内で油膜となって、便が滑りやすくなるのを助けます。適度な量の脂肪であっても、便を大腸内に留め続けるのが難しくなります。こういうわけで、消化できない油(ホホバオイル、オレストラ)は下痢を引き起こすのです。
- 二つめの理由としては、脂肪を食べた時に、胆汁が大腸に分泌されるからなのです。胆汁酸は下剤効果があります。第一胆汁酸であるケノデオキシコール酸(CDCA)と、第二胆汁酸であるデオキコール酸(DCA)は 大腸への水の分泌を増加させることで、下剤効果があるのです。多すぎる胆汁は、下痢を引き起こし、胆汁が少ないと下痢になるのです。こういうわけで、胆嚢をとった人は、胆汁が絶えず漏れるということになって、下痢をしてしまうのです。
沖縄の医師 渡辺信幸医師は、お腹がゆるくなったら、それは脂肪取りすぎだけど、そうじゃなかったら、取りすぎではないというようなことをおっしゃっていました。ケイコママも4番めちゃんを産んだ後あたりから、脂肪の大切さを知るようになって、摂るようになりました。
お通じに関しては、脂を食生活にしっかり取り入れること、プラス、乳酸菌サプリでパーフェクトになりました!!!
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