一杯の珈琲 「茶々 明日香」


先日久しぶりに、僕が最も影響を受けた、思い入れの強い喫茶店へ行って来ました。
店名は「茶々明日香」。清須市にあります。オープンしてからすでに17、8年経つと思いますが、

センスの良いしつらいと行き届いた手入れが古さを全く感じさせず、落ち着いた雰囲気に磨きが

かかっていました。
店内にカウンターがないのが残念ですが、ゆったりとしたソファの部屋と木のしっかりとした椅子と

テーブルが置かれた部屋、それから隠れ家的な2階席があり、気分やsituationによって使い分けれる

のがとてもGOODです。

店は大通りとか繁華街に建っているのではなく団地の裏手の田んぼの中にひっそりと佇んでいて、

外観からは何の店かわからないそんなお店です。

当時のいわゆる喫茶店の立地条件を考えると、そこにそうゆう分かりにくい店を建てるのはセオリー

からかなり外れた選択だと思うのですが、今になってみれば全てがオーナーの確信犯的な戦略だった

ということですね。かくゆう僕もオープンした頃から気になって仕方ありませんでしたから。


僕が珈琲を飲みにこの喫茶店に通い始めたのは中学2年の頃でした。そのときの僕はべつに

背伸びしているつもりもなく、珈琲の香りが立ちこめるあの何ともいえない独特な空間にとにかく

浸りたくて、珈琲代の400円を握りしめて自転車を走らせていました。


その頃からずっと、こうゆう素敵な喫茶店を建ててそこで毎日珈琲を淹れていたいっなて思っていました。
悠らぐ時間と悠らぐ空間・・・五感全てで感じてほんの少し癒される、そんな喫茶店です。


もちろん珈琲を飲みたいと思うときが必ずしも癒されたいときとは限りませんが、

わざわざ店に来て一杯の珈琲を飲むわけですから、そこに無意識でも何らか理由があっていいと思うし

やはり気分良くなって帰りたい。
だから僕が思う良い喫茶店の条件って「ほんの少し癒される」なんです。それがすごく大事な気がする。


例えば空間に凝りすぎてたり敷居が高すぎるのは論外だけど、かといってあまり居心地が良すぎる

のも良くない。一流のバーテンダーが客との距離感や間合いが絶妙なのと似て、喫茶店も客との

つかず離れずな雰囲気がある店・・・席に座るときにほんの少し凜とした気分になって、出された珈琲の

香りを吸い込んだときにホッとして・・・そして珈琲を少しだけ口に含みゆっくりと飲み込む。それからリラッ

クスして店内の音に耳を澄ませたり、オーナーがこだわって置いている物に目を留めたりする。

・・・ひとときの安らぎを得て颯爽と店を後にする感じ、僕が思う「ほんの少し癒される」ってのは、

うまく言えないけどそうゆう感じ。それがこの「茶々明日香」にはある気がします。(贔屓目ですが 笑)


ネットで調べたけど全然情報がないので、取材も断ってるんだろうな・・・
一応住所と電話番号だけ拾ってきました。清須市寺野花園17 052-409-9329
メニューもバランスが良く、シフォンケーキとかサンドイッチとかもすごく美味しいです。