ワンマンライブ | KOBE太陽と虎/pinefields 松原 裕のブログ

ワンマンライブ


昨日はGRAND COLOR STONEワンマン

今日はチリヌルヲワカのワンマン


ワンマンはいいよね。

ゆっくり堪能できて、そのアーティストの良さを感じれますね。

いっぱい曲も聞けるし。


しかもスタッフ目線で言うと大体入り時間が遅く、

その上、早く終わって早く上がれるという

みんな幸せな一日。


しかし…


太陽が照らす明かりがあるからこそ

暗闇となる陰が存在する。

物事には必ずと言っていい程、2面性が存在する。


1つの存在を証明する為には

その1つと相反する存在が無いといけない。


当然、みんな幸せなワンマンライブ。

しかしその逆にワンマンによって良く無い事といえば


ドリンクが売れない。


この1点である。

転換の存在が無いワンマンにとって

ドリンクカウンター業務はオープン時間と終演時間だけ忙しいだけ。


冬場なんて喉が渇いた状態でライブハウスに来る人は少ないので

ほとんどが終演後に殺到。

ライブが終わるや否や250人が

食べ物が底を尽きた戦場でいきなり炊き出しを始めたかの様な勢いで

押し寄せてきます。


ステージに向けていた情熱が一気にカウンターに向いてきます。


自分は大人気アイドルでファンのみんながサインを必死で求めてくる錯覚に陥るぐらい

「コーラ!」「生ビール!」「ZIMA!」など歓声が飛び込んできます。


10人ぐらい続けて「ジンジャエール!」って言われたら

あれ?俺の名前って「ジンジャエール」やっけ?

的な気分にもなります。


20人ぐらい続けて「ビール!」って言われ続けたら

打ち上げに行っても隣の人の「ビール!」って声にビクって反応しちゃいます。


30人ぐらい続けて「お水!」って言われたら

段々腹立って来て


「俺はお水ちゃうわ!ライブハウス勤務じゃ!」

って言っちゃいます。

そこからお客さんと喧嘩に発展。

大乱闘事件が発生。


血と汗がライブハウスに飛び交い

そこはもうカオス。



嗚呼、恐ろしや…ワンマンライブ。



ワンマンライブは本当に怖いものですね。

みなさまも気をつけてくださいね。


(全員無視)