渋谷へ配達
昨日のオールナイト業務を経て、仮眠をとって
松原はそのまま東京に向かいます。
重大な任務が松原を待っている。
それは。。。。
EGG BRAINというバンドの物販グッズが無くなってしまったので
それを手持ちで届けるという激務である。
これは相当重要な任務。
会場限定CD販売ライブでそのCDが無かったら話しにならない。
「生ビール100円!」と書いた居酒屋に入ってみたら
「すみません。生ビールは売り切れてしまったんですよ」的状況です。
さぁ、いざ渋谷へ
もうすごい量である。
これは表現出来ないけど我が小2の息子・翔生を両肩で
抱えているクラスである。
まずはほぼ身動きが取れないのでタクシーで新神戸駅へ。
そこから階段で2階にあがる第一難関が待ちわびていた…
重さが血液まで充満してくるような錯覚に陥るしんどさ。しかしなんとか気合いでクリアーしてホームへ。
自分へのご褒美に缶ビールを買おうと売店に行き購入したところで
新幹線が到着。
さぁ、新幹線へと余裕をかましていると
荷物がもてない…
この荷物はデカすぎて2つ持つのにコツがいる。
まず1つを持って何とか肩にかけて、重心を保ちながらもう1つをゆっくり持って
肩に掛けている方を足で抑えながら、もう一方を肩まで持ち上げる。
もう説明も困難な重さなのである。
話は戻って、焦ってしまい荷物を持つ事が出来ず
新幹線の発車ベルが鳴り響く。。。
うわぁぁぁぁ!!!!!
気合で引きずって新幹線へライドン。
しかし荷物がデカすぎて入り口に引っ掛かり、
戸が閉まらなくて死ぬほど焦る。
なんとか入れたはいいが…
この荷物をどこにどう置けばいいのか解らない。
東京に向かうナイスジャッジ。
そして品川駅到着。
恐怖の山手線までのロングロードが最大の難関…
もう大変で何度も休憩を挟み、何度も荷物を持ち上げ、
何度も中身が飛び出て、通行人に拾ってもらう。
改札口に切符を通すことが出来ず、
駅員さんに後ろポケットから切符を取り出してもらい
通してもらって、なんとか山手線に到着。
もうひとりじゃいきていけない。
そして遂にやってきた下り階段は想像を絶する過酷さ。
もう手と肩の感覚は無い。
続いて松原を待ち構えているのは満員電車の山手線。
並んでいる松原を冷たい表情で見つめる乗客。
乗り込もうとして電車に入るが扉に引っかかる松原。
もう自分は200kgの巨漢になったかの様な感覚。
満員電車に乗り込んで荷物を窓際に配置。
停車する度にここに荷物がある事を知らない新規乗客は
つまずいては、松原をにらみつける。
後ろの方ではカップルの会話が聞こえる。
「そっち空いてるから詰めろよ。」
「ちゃうねん。なんか荷物がめっちゃあるねん」
赤面とはこの事である。
言葉が鋭角に突き刺さる。
悪夢の12分間を経て渋谷へ。
ここからもまた地獄。
降りてから改札をくぐるのにまた一苦労。
くぐってからも先を急ぐ群集は、ドンドン松原の荷物にブツかってくる。
その度に倒れそうになる松原。
小学校で体験したイジメを彷彿せざるえない。
もう自分の手なのかも解らない程、感覚は無い。
なんとかタクシーに乗り込み渋谷eggmanに到着。
このゴールの感動は、はるな愛より号泣したい気分である。
到着したらもうすでにオープンしていてEGG BRAINのスタッフのなんは
急いで荷物を受け取りバタバタ。
メンバーもちょっとバタバタ。
あれ?
褒めへんの?
あれ?なに?この感情?
あれ?どうしたらええん。。。
努力はひけらかすものでは無い。
でもそうじゃない時があってもいいじゃない。
大分長くなったのでここから先はまた明日のブログにて。
まさかの二部構成!