宮津市の由良神社
由良はどうしても訪問したかった場所なのです。。
由良神社の鳥居と扁額
境内社のすかし彫りが綺麗
本殿の真後ろにあるこの石は由良ヶ岳を拝むための遥拝所の拝み石です。
大正6年のキリリとした狛犬さん。
境内の片隅に軍艦由良が献木した記念碑がありました。
すっきりした造りの拝殿。
本殿はこの奥になります。
む?むむむっ?
扉の向こうに狛犬さんがいる!
残念ながら私は扉越しにしか見られませんでしたが、ネットで拾った画像を小さい枠の中にあげておきます。
そしてお隣の如意寺へ移動。
こちらにはなんと若き日の快慶作の地蔵菩薩が安置されています。
事前連絡すれば地蔵菩薩さまを拝観出来ますので、私も申し込みをしておきました。
私が由良に来たかったのは幼少のみぎりに子ども向けの童話全集で読んだ「安寿と厨子王」のおはなしが強烈に頭に残っていたからなのです。
由良はその安寿と厨子王の舞台となった土地であり、如意寺さんには厨子王縁の身代わり地蔵菩薩があるのでした。
それが快慶作だったのは驚き!
※安寿と厨子王は森鴎外の「山椒太夫」を子ども向けにした作品です
厨子王が「津志王丸」と表記されていますね。
お約束の時間にはちょっと早かったけれどお邪魔いたします。
どわっ
予想外に狛犬さん発見!
あんよが破損していますがまだまだ現役で頑張ってます!(年代不詳)
そしてひっそりとある山椒太夫の首塚
( Д ) ⊙ ⊙
厨子王は成長してから国司となり、山椒太夫を捕らえて極刑に処したそうです。
私の知っているお話しはそこまでは書いていなかったので今回初めて知りました。
事前に森鴎外の山椒太夫を読んでおけば良かったなぁ。
地蔵堂
お寺の関係者の方が来て、地蔵堂を開けて下さいました。
こちらには山椒太夫のもとから逃げようとした安寿と厨子王が捕まり、焼け火箸を当てられたが不思議なことに一夜にしてその傷は癒え、代わりにこの像に焼け跡がついていたという伝承を持つ地蔵菩薩が安置されています。
以来、この像は「身代り地蔵」と呼ばれ信仰されているそうです。
快慶作・身代わり地蔵菩薩とご対面
撮影OKな太っ腹な如意寺さん
右肩の上が身代わりの焼け跡だそうです。
来年、2017年春には奈良国立博物館にて快慶の仏像を集めた特別展が開催され、この身代わり地蔵菩薩も展示されるそうです。
もちろんそのときは撮影禁止ですから本当に貴重。
じっくり見せていただいて小さなお守りも
いただいて↓コレ
さて、拝観料は?と訊ねたら「特にいただいていません」とのこと
:;(∩´﹏`∩);:
お賽銭として気持ちばかり納めてまいりました。
今回はワカコ女史と旅行したのですが、この旅でなんとワカコ女史も子どものころに同じ童話全集を読んでいたことが発覚。
ふたりともこの地に来るお導きフラグだったのかしらね?