先日
健康診断で発見した
非常に浅い 陥凹病変 です。
57歳 男性
バリウムを飲んでもらっているときから、
なにかおかしいなぁ
という感じでした。
本人には自覚症状など無く、また、
明らかにバリウムがはじかれるとか、
大きな変形がある というものではないので、
なにかあるのかな? という感じ。
違和感 を感じました。
胃の検査は、
日本消化器ガン検診学会 推奨の撮影法
により撮影しています。
本検査の際、
ほとんど最後まで撮った状態でも、
病変がみつからない という状況でした。
でも、 なにかある! と思い、
撮影したのが、 上の写真一枚目。
すると、胃角部後壁に、
陥凹のような画像が、とてもうっすらと 写りました。
次に、バリウムをたくさん載せ、
写真の中央に写したものが、 下の写真です。
おそらく早期ガンであり、
手術により完治可能と思われます。
◎ 専門的なお話 (医師・技師による共通見解)
胃角部後壁小湾寄りに、
粘膜の集中を伴う陥凹が見られます。
陥凹辺縁は鋸歯状で非常に浅く、陥凹底には小顆粒が
複数見られます。フォールドは、陥凹に向かって
癒合、太まりが見られることから、
Ⅱc早期ガン、進達度sm、未分化型の腺癌
を強く疑います。