2019/9/29:


9月最後の日曜日早朝、菊池川本流より見上げる空は燃えんばかりの朝焼け全開であった。これで9月の週末は渓流釣り皆勤だ(笑)😆


今年の目標の一つ、菊池川水系の尺エノハ。これが今シーズン最後のチャンス。本流筋では最も主要な魚協放流区間、立門付近からの入渓だ。やったるぜっ👍

水温15℃前後。前週末の雨で遡行するにはまだまだ危うい水量ではあったが、これがラストと思えば多少の無理は承知の上...😑

この日は川虫での餌釣りと決めてきたが、多少明るくなるまでは一先ずミミズで釣り上がり...朝焼け鮮やかな内に1匹目で幸先ヨシ!
在来探索モードなら、在来臭い?と思ってしまう...様な背の小黒点ほぼ無いツルツル系で二段小丸パーマークに近いタイプ。大量放流区間でも偶にこんなヤツ、確かに釣れるんですよねぇ...😗
 
それはさておき...水量抜群過ぎの菊池川本流、白波立たない場所では透明度もこれまた抜群...💕
なのは確かに川萌えなのだが、この透明度だと...陽が昇ってしまえばミミズでは今一つ釣り難いというのが私の経験上の所感...

なので、せっせと川虫採取に精を出し...程良いサイズのヒラタとクロカワ採取に成功した👍シーズン終盤の増水後にしては上出来である。

うーん、水量、水質、水温、川虫、全てヨシ...なのに、近年尺以上の釣果記事に欠ける菊池川。何故だろう?もしかして、そもそも不人気で釣り人が少ないから?😶

いやいや......




2019/9/14:

9月半ばの連休初日の事。8月後半から降り続いた雨による増水が収まるタイミングを狙って、本流筋のめぼしいポイントを転々としつつ、尺エノハ探すつもりであった🤭
朝イチ、とりあえず大場堰直下でかなり立ち込んで果敢に竿出すも...

(注:大場堰から上流へ直線距離500m程の区間は禁漁区☝️)

釣れたのはリリースサイズのエノハ2匹とニジマス、イダ。ルアーで更に距離あるポイントも狙ってみたが...
不発...どころか、移動中に転倒してロッドを折損する始末💦

渓流ルアー、ロッドを応急補修してその後もちょこちょこ頑張ったが...今シーズン、遂にルアーではチビエノハ1匹すら釣りきれなかった私は、どうやら相当にヘボいみたい...(;ω;)

禁漁中に管釣りで修行しようかな...😓

いいもん、とりあえず今日は餌釣りで野蛮に尺エノハ探すもん!(笑)と、居直ったまでは良かったが...

この日、菊池川本流の釣り人の多い事といったら...😅
めぼしい場所はもとより、ソコってどうなの?みたいな場所ですら、行けば必ず入渓者有りで、完全にシーズン終盤の激戦区の様相であった💦

菊池川、今や不人気なのかと思ったが、全くそんな事はないですね...😅

この日、菊池川本流を諦めたワタクシ...暇潰しに竜門ダム上の鳳来川へ行ってみたが、遊んでくれたのはアブラメと多少のチビエノハのみ😶
行き止まった滝を目の当たりにして、強烈なデジャヴを感じたのは...もしや子供の頃に来た事があったのか?

父親の渓流釣りの下見に同行させられたのか、川遊びでも来たのか...そんな感じで、菊池川水系はどこへ行ってもノスタルジーに満ちているなぁ...😌




という訳で再び9/29だが、菊池川もむしろ9月は入渓者多数であった筈で...

ラストチャンスはスレたエノハにも対応すべく、川虫での餌釣りに懸けた次第☝️
餌を川虫に切り替えて、最後のチャレンジやったるぜっ、と再度気合いだけは入れたものの...アタリがあってもイダばかり...💧

シーズン終盤のメジャー区間、さすがに魚影は薄い...のも当然想定内で、とにかく後は集中力勝負であって、コッ、という小さなアタリさえ見逃さなければ...
時折このサイズなら釣れるのは、やはり川虫パワーの賜物か?背の小黒点多く、小判型パーマークは養魚場生まれの典型らしいが...それでもシーズン終盤まで本流の流れに磨かれたエノハは、このサイズでも掛かれば楽しいっ😆

あっという間に陽は昇り、川面に陽光射し込めば次第に釣れない不安が募ってくる...
それにしても増水中の本流は、遡行と渡渉がキビシイのなんのって💦

はっきり言って、水の流れに耐えつつの遡行は、険しい源流域より断然ツラいと思う。この日はヒヤリとする事も多かった😓
底石の多い箇所での渡渉時は、ウェーダーのブーツが石と石の間にハマり込んで身動き取れなくなる事も...

老婆心ながらのアドバイスだが、初めて入る方は、先ず水量少ない時に何度か経験を積んだ方が良い☝️激流で転倒水没しようものならアレですし...😇長距離遡行した挙句の果てに、対岸へ渡渉不能で脱渓できなくなる可能性もあり得ます💧

そんな感じで慎重に遡行しつつ、空が再び曇り始めた頃であった。あまり一級ポイントとは言い難い、流れの緩い直線的な筋で小さな怪しいアタリ...
この日、いわゆる一級ポイントではことごとくアタリなしで、さり気ない筋も丹念に探っていたので...そのアタリを見逃さなかったと言える😗そして2度目のアタリがココッ、ときた瞬間にアワセを入れたら、竿が一気に絞られて〜💦

集中していても、やっぱり多少慌てふためいたが...

しかし、バラしはしなかったっ!👍どうよ、これぞまさに菊池川らしいと言える、雄々しい赤褐色の尺〜
あるかと思ったのだが...29cm弱の泣尺エノハであった😑いや、ホント尺あると思ったんだけど...何度メジャーを当ててみても、またしても1cmの壁💧

まあ尺無くてもだ、本当に良い魚体の菊池川らしい、赤褐色エノハであるのは間違いない😊

そもそも菊池川では赤みの強い、紅系のエノハがいると聞いていて...シーズン当初は、北川水系某所で釣れるという年中婚姻色の出た様な紅ヤマメの魚体をイメージしていたが、菊池川で「赤みの強い」というのは、6/15の記事からも判る様にこの赤褐色の事なのであった☝️

思えば、菊池渓谷直下で最初に釣ったこのエノハも赤褐色であって...
サビも確かに混じってはいるが、それ以上にベースの体色がそもそも菊池川特有の赤褐色であった訳だな〜。

赤褐色になる理由はと言えば...下の写真でも見える様な文字通りの赤い沈み石☝️何岩というのか分からないが、この石回りに居着く事で特有の赤褐色が生じている様である。
こういった赤い石は、筑後川水系上流でも結構見るのだが、しかしエノハについては菊池川本流ほど赤褐色に染まった個体は余り見ない...ので、おそらく菊池川の水の透明度や水量、水温も関係しているのではないかなぁ?🤔

さて、その後も釣りは継続したが、泣尺で脱力して以降はプッツリと集中力が途切れてしまい...💧
最終的に永山の集落付近で脱渓するまで、アヤシいアタリも多少はあったが、釣れたのはチビエノハ数匹のみ...

名残り惜しいが、今年の菊池川での釣りもこれで終了であった...菊池川の尺エノハも山国川同様、引き続きの課題だな〜😌
脱渓後、菊池川上流の素敵な名石橋である永山橋より、本流の瑠璃色の流れを飽く事なく眺めていると...

想いは自然と、早くも来シーズンの渓流釣り探索へと向かうのであった。来年もやったるぜっ😊