2019/6/8:
趣味における釣りとは押し並べて人の欲望の発露であって、釣法や対象魚、キープする/しないに関わらず、より良い釣果、より良い魚との出会いを求めない釣り人は一人としていない...
私もまた例外なく、その欲望に従って釣りをする一人。ハッキリ言って煩悩の塊である😑
この日やって来たのは日田の有名激戦区、高瀬川だ。この川の流域探索はほぼ完了しているので今や新鮮味はない...が、今日は晩御飯のおかずを確保しに来たのである😗
(今回の記事は写真の貼付けや記述の時系列はランダムかつ適当です☝️)
在来エノハ探索の影響か何だか最近すっかり魚に優しくなってしまって...段々とキープしきらん様になりつつあったが...今日はワタクシ、欲望丸出しの野蛮な餌釣りオジサンとして、家族分のおかずは確保して帰ると決めている🤭何せ初夏がエノハの旬やもんね〜。
前日はようやく九州北部の広範囲で待望のまとまった雨となり、この川の水源地となる釈迦岳、御前岳方面での降水量は累計80-100mm程☔️
これは増水、ささ濁りで爆釣のチャンス!と、喜び勇んで敢えて最もポピュラーな区間に入渓したが...
が、予想は当たらず...水量こそ若干増水だが、水の色はむしろジンクリア😮
元よりこの川の上流は濁り難いのだが...あの雨の翌日でこれほどクリアとはな〜...でもこれはこれで美し、だな。改めて思うが、ここの水は筑後川水系の中でも有数の美しさと言って良い。川萌えですな〜💕
それでも入渓早々に良型が反応した。筑後川水系のヤマメ...ではなくアマゴだ。水はクリアでもやはり雨後は魚の活性が違う👍
ヒレもピンとしていて良いエノハだ😊激戦区のポピュラー区間。解禁以降、徹底的に叩かれまくっている筈だが、それでも特に技術の無い私にさえ、まとまった雨はチャンスをもたらす様だ。ヤッタネ👍
期待した程ではないとは言え、長らく渇水であった川に良い流れが戻ってくるのはやはり嬉しいぜ😆
エノハも水が増えたのが嬉しいのか、引き続き活性は高い。ちなみに餌は天然ドバミミズである。切れやすくて粘液を出すのでチョット使い難いが、ピンピンと元気に跳ね動く様は激戦区のスレた魚にもアピール力があると感じているゾ☝️
などと願う、コノおかず釣り師の欲望はナカナカに矛盾しているかな...💧ま、釣り人には欲望だけでなく、これは人それぞれだろうけど、その釣り人なりのモラルってのがあるんだよな...😌
さて、久しぶりの高瀬川本流であるので、お気に入りの区間にも入ってみたくなる。
ムムッ、ココは結構な大場所だったのが、めっちゃ埋まってフラットになっとるやん💦また、いつか深場に戻る事があるんだろうか?
何となく、しばらくボーっと休憩したくなる、そんな落ち着く景観の場所だ。高瀬川、やっぱりイイね!😊
エノハもまだまだ釣れている。今日は妙にアマゴ比率が高い。
高瀬川のアマゴ、ちょっと調べはしたが未だにその由来は不明である。筑後川水系は基本ヤマメ域の筈だが、もしかして昔からいたのか?漁協の放流に混じっていたのか?🤔
もしや...アマゴをヤマメ河川にゲリラ放流して回る謎のアマゴ狂オジさんでもいるのか?💦
少なくともこの綺麗な魚体を見ると、昨年、今年の漁協による放流成魚とは違う様に思えて...つまり高瀬川で再生産しているアマゴって気がしているのだが...まあ、真実は未だよく分からんのですが...とりあえずアマゴもイイね!😊
深場も軒並み埋まっている訳ではなく、こんな清冽な流れの淵もちゃんと残っていて...そんな淵には...
コイツもいるよ〜( ̄∇ ̄)
掛けて数秒間は「おっ、エノハや〜」といつも思ってしまうのだが...やはりイダはイダだwwまたまた場所は変わって、せっかくのちょっと増水シチュエーションであるので...この川で釣りをする者なら誰もが挑む、この大場所にもトライしてみたりもする😗
と意気込んみても...やはり駄目であった(T_T)
チビっこのみだ...でも、このチビエノハ(アマゴ)、ハンパなくパーマークが緑だ☘環境への擬態という事か?ヤマメ、アマゴの色彩の多様性というか、変化能力というか...思っていたよりもずっとずっと変幻自在だとワタクシ最近改めて感心している...とか何とか言って、私の技術の無さは誤魔化しておこうかな...💧まあ、この日は最終的に、野蛮な餌釣りオジサンの欲望が満たされるくらい、6〜8寸のエノハは十分に釣れたから満足だゲコ〜(*´∀`*)
で、終わりでは無くて、この川といえば...やはりコヤツらもまだまだ釣れてしまう訳だ。高瀬川のブラウントラウト...😓ちょっと気が重いが、この魚について改めて触れておきましょうか...
ある意味、その力強い生命力、繁殖力には畏敬の念すら感じる...のだが、残念ながらやはりコレは釣り人の欲望がもたらした弊害と言わざるを得ない...☹️
ただこの魚、トラウト類の中でも特に食欲旺盛らしく短期間でかなり大型化するみたい。懸念の魚食性については複数の見解があるものの、やはり在来種への影響は小さくない様で、ヤマメ、アマゴと産卵床の争奪も生じるらしい...😶
日田漁協関係者も当然無関心ではなく、駆除の努力はしている様だが、この魚だけを上手く採捕して駆除するってのは容易ではなく、やはり結構困っているってハナシだ...💦(あ、私は漁協関係者ではないデスよ😅)
これで8寸ちょい。エノハなら良型だが、この魚としてはこれくらいでもまだまだチビっこだ。
正直、実はその気持ちは私も良く分かる。ブラウンが掛かったらヤリトリはエノハ同様で、トルクのある引きや派手なアクションはナカナカに面白い☝️釣り人の欲望に従えば、デカいブラウンを高瀬川で釣ってみたいと、好奇心を抱く釣り人が出てくるのは、まあ当然だろうな...
自然繁殖してしまっている以上、ハッキリ言ってブラウンを狙って釣りをするのは釣り人の自由である。ただし、その場合でも遊漁券は必要だ☝️なぜなら居つく場所や基本的な食性はエノハとほぼ同じだからだ。釣り分けるのは実質的に不可能だろう。同じ理由で、エノハの禁漁期にブラウンを狙うのもまた不可となるネ...
そしてここが肝要、もしブラウンが釣れてしまったなら...これ以上繁殖を拡大させない様に、できる限り安易な再放流は避けて欲しいって事だ。是非キープして食べて欲しい。自分で食べないなら、誰かにあげるとかネ。それにブラウントラウト、ナカナカ美味しいんですよっ😊
なぜなら高瀬川で釣りをする大多数の人がエノハや鮎を釣るのを楽しみにしているのだし...日田漁協もそれに応えるべく放流、またそれ以外にも様々な努力をしている☝️だから川で遊ばせて貰っている釣り人のモラルとして、少しくらいは川に恩返しをしとこうぜってハナシだよ😀
もちろんブラウントラウトの繁殖を願う愛好家もいるのは理解している...ので、一応私なりに「釣り人の欲望」と「釣り人のモラル」を天秤に掛けつつ改めて真剣に考えたが...やはり現時点ではブラウンの放流を擁護する積極的な理由は私には見出せなかったよ...🙇♂️
長々と書いたが、まあコレは個人的な意見、希望の域を出るものじゃない。
どっちかと言えば、高瀬川で尺上エノハを釣りたい、エノハ好きオジサンからの個人的なお願いって事だね〜☝️
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PS:同日の夜、日田のスタイリッシュなルアーマンM氏よりLINEが来た...
「よしのさん、今日高瀬川入ってたんすか?自分も夕方行って来ましたよ〜」
イ、イイな〜、ワタシもデカいの釣りたかったな〜...
うーん、釣り人の欲望は...
かくも矛盾しているのだね...(´ω`;)