2019/3/2:
2019年の渓流釣り探索、待ちに待ったシーズン開幕となった😊
高揚する気持ちを抑えつつ、やって来たのは今一つ情報に乏しい菊池川水系の菊池川本流筋である。菊池川の遊漁券(年券2000円)は山鹿市の高田つりぐにて入手した。
(写真は2月の昼間に下見に来た時のもの)
AM6:30、菊池川第五発電所の少し上辺りから入渓。気温5℃、水温13.1℃。
菊池川といえば透き通る瑠璃色/コバルトブルーの水を湛えた菊池渓谷の美景を思い浮かべる人は多いだろう。
当然私もその一人で子供の時から何度も訪れており、近年周囲の観光地化は著しいものの、来る度にノスタルジーを感じつつ良い所だなぁ、良い川だなぁと繰り返し感じている。
その渓谷も2016年4月の熊本地震により多大な被害を被り、復旧の為に長らく入谷禁止となっていたのだが、昨年3月にようやく入谷可能となった。良かった良かった👍
さて今回は久しぶり、かつ釣り人としては初めて同地を訪れた訳だが...結果やいかに?何にせよ解禁釣行、竿を出せるだけでも喜びはひとしおだ😆
この冬は降水量乏しく水量は減り気味の筈だが、豊富な湧水量を誇る菊池水源の菊池川なので釣りには全く問題ナシだ。これでも菊池渓谷の入り口付近で発電用にかなり取水されているのだから恐れ入る。
ちなみに菊池川本流での漁協によるヤマメの放流は「菊池川第一発電所よりも下流域で」との事なので、今回は放流無しの区間。加えて地震と復旧工事の影響で魚影は極めて薄いだろうと想像して来たが...
それでも市販のミミズを餌に釣り上がる事しばしで...出せたぜ、今期初エノハにして初の菊池渓谷エノハ(ヤマメ)だ👍菊池川水系は年間を通して赤みの強い水系特有の個体が釣れると聞いていたが、果たして君がそうなのか?
体色はサビていて赤みが識別し難いが、ヒレは確かに赤みが強い感じはする...が、正直よく判らん(笑)いずれにせよどのヒレもピンとして美しく、渓谷内で再生産された個体に違いあるまい💖
今一つ情報に欠ける水系なのて、せっかくだから記録として動画も上げておきましょう☝️
初エノハを得て今シーズンが始まった事を改めて実感する。いや、楽しいね😊
遡行を進めると、抹茶の生チョコの様な岩ゴツゴツのゴルジュ帯となる。
へつって進めそうに見えるが進めず...💦安全第一で高巻きして先へ進むと...
滝壺は広く6M程度ののべ竿では勝負にならない感じだったが、今年の私はちょっと違う...
小中学生の頃やったバスやライギョ釣り以来ずっとご無沙汰であった、例の飛び道具を導入しているのだ☝️
で、久しぶりのルアーフィッシング。滝壺の主を出す妄想をしながらガムシャラに投げまくった。スピナーもミノーも無駄に思えるくらいハンパ無く投げては巻いてを繰り返した......
が、スピナーが1個流木に引っかかって殉職した以外、何も起きなかった...(T_T)
再び滝を高巻きして、再び餌釣り師に戻る。まあ、またルアーにはその内出番があるでしょう、ね。ルアーで良型を釣るのは今年の課題にしておきましょう💦
サイズはともかく私の粘り勝ちである👍水が美しいと不用意にポイントに近づけないが、非常にサイトな釣りができるのは楽しい。
さらに先のポイントで、マトモなサイズも出せてこれで釣りに関しては一安心。
やはりサビているが、体表に赤みがあるのが今度は良く判る☝️サビが抜ける時期にまた確認しに来てみたいものだ。
その後リリースサイズ数匹を追加したが、良型には出会えず、集中力が途切れるにつれて単純に遡行と景観を楽しむばかりとなった😅
細かく書くとキリが無いので途中をかなり端折るが、何度かこの様なゴルジュ帯を高巻きする必要があるが、とにかく菊池渓谷入り口近くまで遡行は可能である(安全とは言いませんが...)。
先に見える小滝を越えれば菊池渓谷入り口の掛け幕の滝が見えてくる筈だが、高巻き時に途中からやや藪が濃くなるのでそこまで行かず脱渓とした。
子供の頃は菊池渓谷の吸い込まれる様な青い水、ゴルジュ帯の深い流れ、水量豊かな滝を見入る度にやや恐怖すら感じていたものだ。
今となってはそれもやはりノスタルジーに満ちた良い思い出である🙂まさか40才を過ぎて渓流釣りでこの渓谷を訪れる事になろうとは、想像すらしていなかったなぁ。
地震の影響でなかなか来れなかったが、懸命の復旧作業を経て菊池渓谷は見事に復活していた。
今なお復旧工事の名残や影響は多少散見されるものの、透き通る瑠璃色の水の渓谷は健在で、さらに放流が無くともエノハ住まう環境が引き続き維持されているのは渓流師としても嬉しい限りだ👍
菊池川本流筋は菊池渓谷から最源流域まで禁漁区で魚達は保護されているし、渓谷の美景が残っていく限りは、菊池川のエノハが絶える事もないでしょう、ね😊(菊池川本流、菊池渓谷内の赤い吊り橋から上流は全面禁漁区)