もう三年かなあ

もっとだったりして

4年?


私はある友人と

毎日lineで連絡していました。


以前一緒にこちらで働いていた

元同僚

彼女は病気になり

やむなく日本で療養

シドニーに帰ってくることが

彼女の希望


ビザの関係で 苦労していた彼女は

スポンサーしてくれるところを探していたので

ビザの取得に比較的有利な

私が以前住んでいた

北の方のリゾートで

復帰することを夢見ていたのでした。


その頃私もその北の街に

たまたま息抜きに

3ヶ月ほど仕事と遊びを兼ねて

しばらく滞在していたので

案内がてら

ビデオレターを送ったり

短めのメールを送ったり。

彼女がスポンサーをもらえるであろうスパの

写真を送ったり



彼女が復帰する

活力になったらいいな〜と


でも


状態は悪くなり

ある日 弱音は吐かない

彼女のどうしようもない苦しみを

現したかったのか

自分の痩せこけて別人のような

写真を送ってきました。



ああ。

頭が真っ白でした。

私が思っていたより

余程重い。


奇跡が起こらない限り

これは きついだろうなあ、


生半可な言葉よりも

今私が近くにいたら

抱きしめるだけだなあ

と思って

確かスタンプで

HUGの言葉を

送ったら

彼女も

スティッチが

HUG

HUG

と言っている

スタンプを送ってきてくれました。

彼女はよくスティッチのスタンプを

好んで使っていました。


多分その頃は

もう話すと口の中が切れてしまうし

電話は無理で

読むことさえしんどかったのかな。


一度は快方に向かっていたし

復活したら

あれしよう、これしよう

状況が悪くなっても

これしようね

ここ行こうね

話していたけれど


その時は

言葉の端端から



余程の苦しみ

恐怖があったであろうと

推測します。


彼女は

明るくて

強くて

ちょっと

というか

とっても変わっていた子だったから

こちらにいた時は

沢山の接点はなかったけれど

メールでは毎日話していたので

どんどん仲良くなって

でも

最後まで弱音は吐かなかったなあ。



今もメールは残っていて

多分読めます。


今頃あちらで

大好きなポールダンスを

踊っていることでしょう。


私が

コーヒーを飲んでいる時は

隣で

彼女も

コーヒー飲んでいるかも。

海で泳いでいる時は

一緒に泳いでいるし

きっとビールは絶対だな。



スティッチを見ると

彼女を思い出します。